沖縄県今帰仁村(なきじんそん)に開業した大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」を運営するジャパンエンターテイメント(沖縄県名護市)は、主要エリアからパークへ直接アクセスできるバス「ジャングリアエクスプレス」を運行します。
パークの有料駐車場は予約制
2025年7月25日(金)にグランドオープンしたジャングリアは、沖縄本島北部のゴルフ場跡地という地形を活かして「やんばるの森」の風景を再現した、「大自然没入型」を掲げるテーマパークです。60ヘクタールの敷地内には、恐竜や冒険をテーマにした家族で体験できる22のアトラクションに加え、地元食材を活かしたレストランやショップも集積します。さらに、森の絶景と一体になれる世界最大の「インフィニティ風呂」を備えたスパを併設しており、国内外から集客できる沖縄の新しい観光スポットとして高く期待されています。
車なら那覇空港から約1時間30分、名護市街から約30分の場所に位置するジャングリアですが、周辺道路の渋滞が懸念されています。その対策として、1台2,000円の園内駐車場を予約制とすることで車での来場台数を制限する取り組みが行われます。また、イオン名護店(名護市)と提携しており、パーク来場者は同店の屋上駐車場に無料で駐車し、店舗前から出発する専用の無料シャトルバスに乗り換える予約不要の「パークアンドライド」という手段も選べます。
那覇空港・美ら海水族館からバスで乗り換えなし
レンタカーに頼らず公共交通で行きたい方に便利なジャングリアエクスプレスは、那覇空港から8往復、那覇中心部の県庁前から10往復が毎日運行し、所要時間は1時間45分から2時間20分程度です。那覇からのもう一つのアクセス方法として、泊港から第一マリンサービスの高速船「タクマ3」に乗船し、名護漁港でジャングリアエクスプレスに乗り換えてパークへ行く方法もあります。そのほか、名護市役所から7~8往復、美ら海水族館から3~4往復のジャングリアエクスプレスが毎日設定されており、それぞれ約30分でパークまで結びます。
また、「オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ」「オリオンホテルモトブ」「カヌチャリゾート」の3ホテルから宿泊者専用バスが利用できます。ジャングリアエクスプレスはすべて事前予約制(那覇発着の一部便を除く)で、運賃は那覇空港・市内発着便がお一人片道2,500円(大人運賃、小児は半額、以下同じ)、その他の路線は500円です。そのほか、アプリや電話で呼び出せるAIオンデマンド交通「mobi(モビ)」の乗降場所にジャングリアが追加されており、名護市内のホテル宿泊者はパークまでの交通手段として利用することが可能です。