「天空」に代わる新・観光列車の名称は投票で決定へ “真紅”の外観を初公開 南海難波駅「0番のりば」から高野山へ

南海電気鉄道は、2025年度末に高野線で運行開始を予定している新たな観光列車の外装デザインを公開するとともに、列車の名称を決定するための一般投票を実施しています。

HIPPO Hostel & Cafe Bar
(★0)
2019年10月にオープン、カフェバー併設のおしゃれなホステルです。天王寺や難波へは電車で5分と便利
各線鶴橋駅より徒歩にて約2~5分
詳細を見る
(提供:楽天トラベル) Supported by Rakuten Developers

2000系4両編成を改造し来春デビュー

現在、橋本駅~極楽橋駅間で運行している観光列車「天空」に代わって導入するもので、運転区間を難波駅~極楽橋駅間に拡大します。公開された外装デザインは、「高野路の自然に調和し、緑豊かな自然に映える」よう、落ち着きのある真紅をベースとした色彩です。全面は中央の貫通扉と正面窓周りにゴールドがあしらわれ、高野山の方向を指し示す羅針盤をかたどったエンブレムが存在感を高めています。

一般車両2000系を改造した4両編成で、特色をもたせた各車両には高級感を重視した内装が施され、快適な座席やパノラマビューが楽しめる車窓とあいまって日常を離れた上質な空間がつくられます。アテンダントによるきめ細やかな対応や、沿線の食材を使用した食事サービスを提供し、高野山観光だけでなく、乗車そのものが特別な体験となる列車を目指しているそうです。

投票者には観光列車にちなんだプレゼントも

6月に南海で列車名の社内公募を行ったところ、社員から857件の応募があったそうで、その中から「GRAN 天空」「TENKU 零」「天空-みやび-」の3案が候補として選ばれました。正式名称は8月15日(金)12時まで専用フォームで受け付けている一般投票の結果を踏まえて決定し、秋頃に発表されます。決定した名称に投票した方を対象に、抽選で新・観光列車にちなんだプレゼントも用意するとのことです。

観光列車の玄関口となる難波駅ではリニューアル工事が進んでおり、2階中央改札口は白を基調とし緩やかな曲線をデザインした明るく近未来的な空間へまもなく刷新されます。また、高野線で使用してきた1番線の降車専用ホームは、観光列車専用の「0番のりば(仮称)」へと美装化するため8月2日(土)から閉鎖されています。観光列車の運行開始に合わせ、照明による誘導や曲線デザインにより「高野山の神聖な雰囲気」を表現した上質で印象深い空間へと生まれ変わります。

この記事に関連する路線図をプレビュー

鉄道おでかけニュース 最新記事