京阪電気鉄道は、2021年3月19日(金)をもって磁気定期券の発売を終了し、定期券サービスをIC定期券に集約することを発表しました。
京阪では2011年6月から「ICOCA」によるIC定期券を発売しています。定期券全体に対するIC定期券の割合が高まっており、特に新型コロナウイルス感染症拡大後はICカードなど非接触サービスへのニーズが増えていることから、ICへの集約を決定したとしています。磁気定期券の発売が終了されるのは大手私鉄では初めてです。
同社で発行するすべての定期券はIC定期券となりますが、身体・知的障害者割引を適用した定期券または、京津線御陵駅発着の定期券の場合、希望により磁気定期券で購入することができるとのことです。また、連続する区間で2枚以上の定期券を利用する場合、その他IC定期券で発売できない区間についても磁気定期券の発売を継続するとしています。