JR東日本は、新潟駅付近の在来線高架化工事に伴い2022年6月4日(土)の終日、一部区間で列車を運休しバスによる代行輸送を実施します。
信越本線・白新線の一部で終日運休
新潟市の連続立体交差事業により新潟駅付近では在来線の高架化が順次進められており、今回の線路切換工事が終わると全線の高架化が完了します。工事の行われる6月4日(土)は信越本線の新潟駅〜越後石山駅間、白新線の新潟駅〜東新潟駅間で始発から終電まで列車の運転が取り止められます。また、磐越西線・越後線でも一部列車に時刻変更や運休が生じます。
羽越本線の特急「いなほ」は全区間で運休し、代わりに豊栄駅〜酒田駅・秋田駅間に臨時快速列車が設定されます。また、特急「しらゆき」は新潟駅〜新津駅間、快速「べにばな」は新潟駅〜新発田駅間でそれぞれ区間運休となります。なお、上越新幹線は通常通り運転されます。
列車の運休区間ではバスによる代行輸送が実施されます。新潟駅の代行バスのりばは南口広場に設けられ、亀田駅および東新潟駅との間を結びます。また、特急「いなほ」代替の臨時快速列車の発着時刻に合わせ、新潟駅〜豊栄駅間で直通の代行バスが運転されます。代行バスはあらかじめ購入した列車の乗車券またはSuica等で利用できます。通常時の列車と比べて所要時間が多くかかるため注意が必要です。なお、越後石山駅は駅前にバスの乗り入れができないため、代行輸送は実施されません(運休区間・代行バスの路線図、臨時快速列車の時刻表等詳細は下図を参照)。
工事翌日の6月5日(日)始発から在来線の高架1番線の使用が開始され、従来の地平8・9番線は廃止となります。全線高架化に伴いダイヤ改正が実施され、一部列車の時刻や発着番線の変更が行われます。また、高架コンコースに「在来東改札」が新設され、高架コンコースと万代広場をつなぐ仮通路の使用が開始されます。従来の「万代口」「在来線東口改札」は廃止されるほか、新幹線東口側のみどりの窓口、券売機およびトイレは場所が移動します。