この記事は過去の情報が基準となっているため、内容が古くなっている可能性があります。
札幌市交通局は、浸水発生により使用を制限していた地下鉄南北線北34条駅の2番ホーム(麻生方面)について、2020年12月26日(土)の始発から使用を再開すると発表しました。
利用できるようになるのは、浸水対応作業により閉鎖していた2番ホームと2番出入口です。これにより、北34条駅は真駒内方面、麻生方面の両方向の列車とも乗降できるようになります。ただし、改札コンコースと2番ホームをつなぐエレベーター、両ホーム間の連絡通路は当面の間、利用できません。また、排水設備等を引き続き配備する必要があるため、2番ホームの一部スペースや通路が狭くなりますが、列車の乗降に支障はないとのことです。なお、3番出入口は改修工事中のため、2021年1月27日(水)までは利用できません。
12月14日(月)未明に北34駅の連絡通路で浸水と見られる水位異常が確認され、連日にわたりポンプによる排水作業が行われました。同日、地下鉄南北線は麻生駅〜北24条駅間を運休し、翌12月15日(火)から全線で運転を再開しましたが、北34条駅は通過扱いとなっていました。12月21日(月)からは、1番ホーム(真駒内方面)のみを使用する方法で北34条駅の営業を再開し、2番ホーム上に排水設備等を集約して作業と調査を継続してきました。
12月17日(木)に薬剤を注入して止水作業を行い、以降は浸水は止まっているとのことです。また、連絡通路内の周辺部を調査したところ、他に湧水箇所がないことが確認できたことから、交通局では駅の営業を行いながら恒久的対策を実施し、早期に全面再開したいとしています。