川越・長瀞・秩父+“ふかや花園アウトレット”も 埼玉観光は「プラチナルート乗車券」で

東武鉄道と秩父鉄道は、2022年10月20日(木)に開業する「ふかや花園プレミアム・アウトレット」(深谷市)へのお出かけを便利にするため、共同発売しているおトクなきっぷのフリー区間を拡大します。

「ふかや花園プレミアム・アウトレット」最寄駅となる秩父鉄道 ふかや花園駅の駅舎(Happy Smile Bear ハスくま/写真AC)
「ふかや花園プレミアム・アウトレット」最寄駅となる秩父鉄道 ふかや花園駅の駅舎(Happy Smile Bear ハスくま/写真AC)

「プレミアム・アウトレット」20日オープン

同施設にはハイエンドブランドを中心に137店が出店し、うち、41店ある飲食店・食料品販売店には、埼玉県にゆかりのある地元の名店も入っています。施設を運営する三菱地所・サイモン(本社:東京都千代田区)は、自然豊かな埼玉県北西部の魅力と共生し、ショッピングだけでなく、アート鑑賞やペットとの散歩など、思い思いに過ごせる場所であることをアピールしています。秩父鉄道「ふかや花園駅」駅前という公共交通機関でのアクセスの良さも特長で、利用の増加を見込んだダイヤ改正により列車が大幅に増発され、沿線の移動がさらに便利になっています。

今回、リニューアルした「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」は、埼玉県が推奨する主要観光地「川越市」「長瀞町」「秩父市」を結ぶルートを満喫できるきっぷです。もともとは外国人観光客を誘致するために県が提唱したルートで、江戸の面影を残す蔵造りの町並みが人気の川越から、川下りや果物狩りなど自然を満喫できる秩父・長瀞まで、変化に富んだ観光資源が魅力です。

乗車券は2019年に期間限定で初めて発売され、都心からの利便性の良さもあって評判となり、2020年7月以降は通年で発売されています(フリー区間の路線図など詳細は下の図表を参照)。

【路線図で解説】「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMA プラチナルート乗車券」のフリー区間を拡大

おねだんそのままフリー区間拡大

従来のフリー区間は東武東上線・越生線の全線(池袋駅〜寄居駅間、坂戸駅〜越生駅間)および、秩父鉄道の寄居駅〜三峰口駅間で、購入日に限り1日乗り放題です。アウトレット開業と同日の10月20日(木)からは、秩父鉄道のフリー区間がふかや花園駅〜三峰口駅間に拡大され、アウトレットへのお出かけと観光地の周遊が一度に楽しめる、さらに便利な乗車券へと進化します。

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利用区間の拡大後もおねだんは据え置きで、大人1,900円・小児950円です。東武東上線・越生線の全駅(みなみ寄居駅を除く)と、秩父鉄道のフリー区間内主要駅で発売されます。なお、「TJライナー」「SLパレオエクスプレス」には、別途料金を支払うことで乗車できます。

アウトレットのオープンセールが実施される10月20日(木)〜31日(月)の間は、「秩父鉄道に乗って、アウトレットへ出かけよう! キャンペーン」が同時開催されます。ふかや花園駅を下車して来場し、当日1,000円以上買い物をした先着1万名を対象に、場内のウォールアートも手掛けるアーティストのBAKIBAKIさんがデザインしたオリジナル「メモ帳」のプレゼントが用意されます。