豊橋鉄道から「御乗印」も「御城印」も頂ける乗車券 1日乗り放題で吉田城・田原城へ

豊橋鉄道は、数量・期間限定の乗り放題きっぷ「御乗印&御城印引換券付き 渥美線・市内線共通1日乗車券」を発売しています。

1954年に再建された吉田城の鉄櫓(くろがねやぐら)(タッタン/写真AC)
1954年に再建された吉田城の鉄櫓(くろがねやぐら)(タッタン/写真AC)

公共交通の利用を促進するために豊橋市・田原市と共同で企画されました。渥美線・市内線の全線が1日乗り降り自由の乗車券に、豊橋鉄道が乗車への感謝の意を込めた「御乗印(ごじょういん)」と、沿線の吉田城(豊橋市)、田原城(田原市)それぞれの限定版「御城印(ごじょういん)」引換券がセットになっています(路線図は下図を参照)。

発売期間は2021年4月1日(木)〜5月30日(日)で、発売期間のうち1日限り有効です。おねだんは1,800円(大人用のみ)で、渥美線新豊橋駅・三河田原駅および市内線営業所で発売されます。500セットの数量限定で、なくなり次第終了となります(購入は1人1回2セットまで)。

豊橋鉄道で初となる御乗印は、社紋と渥美線・市内線の電車デザインの印が押されており、豊橋市出身のデザイン書道家・鈴木愛氏が手掛けた大きく勢いのある「豊橋鉄道」の文字が印象的です。「道」のしんにょう部は、どこまでも続く線路をイメージして書かれたとのことです。

【路線図で解説】豊橋鉄道 「御乗印&御城印引換券付き 渥美線・市内線共通1日乗車券」

吉田城の御城印は、歴代城主のうち城を整備し、新たにお堀を造った酒井忠次の家紋のデザインです。その上に書かれた躍動感あふれる「吉田城」の文字は鈴木愛氏によるもので、今回の乗車券の特別バージョンとして「銀色」の箔押しにより仕立てられています。御城印は発売時にはセットされておらず、豊橋公園内の吉田城跡にある豊橋市三の丸会館(市内線 市役所前停留所から徒歩約5分)で引換券と交換して入手します。

田原城の御城印は、田原城跡の桜の時期に合うことから、田原市ゆかりの挿絵画家・宮川春汀が描いた桜があしらわれています。築城した戸田家、のちの城主となる三宅家の家紋は、今回だけの限定バージョンとして銀色と金色の立体加工が施されています。田原市博物館(田原城跡、渥美線 三河田原駅から徒歩約15分)で引換券を御城印に交換できます。

各御城印引換券は5月30日(日)まで有効ですが、施設の休館日には引き換えできないので注意が必要です。引換券で交換できる御城印はこの乗車券だけの限定版となり、通常版を希望する場合は別途購入する必要があります。