【運行情報】札幌市電が全線で環状運転を再開 架線トラブルによる信号不具合から復旧

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5月1日(土)から一部区間で運転を見合わせていた札幌市電は、5月4日(火・祝)8:30から全線で運転を再開しました。

すすきの交差点を横断する札幌市電3300形電車(ちゃくらこ/写真AC)
すすきの交差点を横断する札幌市電3300形電車(ちゃくらこ/写真AC)

5月1日(土)に発生したすすきの停留所の信号設備不具合の影響により、札幌市電はすすきの停留所〜狸小路停留所〜西4丁目停留所間で運転を見合わせ、西4丁目停留所〜中央図書館停留所〜すすきの停留所間での折り返し運転を行っていました(路線図は下図を参照)。

札幌市交通事業振興公社によると、すすきの交差点における軌道信号の復旧作業が完了し、札幌市電は3日ぶりに全線での環状運転を再開しました。復旧までの間、一部区間で計547便の電車が運休しました。

【路線図で解説】札幌市電 全線で運転再開

5月1日(土)16時37分頃、すすきの停留所の軌道信号が表示されなくなった際、係員が点検していた信号設備の制御盤から発火しました。火はすぐに消し止められましたが、架線を吊っている金具が折損していたため、架線が架線柱に接触していたことがわかりました。さらに、架線柱や付近の信号灯器にショートした形跡があったことが確認されています。その後、制御盤の損害状況が把握できたため、電気機器や配線の交換等の作業が行われ、すすきの交差点の軌道信号の復旧が完了しました。