JR九州 特急料金回数券・2枚きっぷを一部廃止 「博多〜佐賀」など コロナ禍で利用減少

JR九州は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用減少にあわせ、一部の割引きっぷの発売を終了します。

宮崎空港駅に停車中のJR九州787系電車(EIKICHI/写真AC)
宮崎空港駅に停車中のJR九州787系電車(EIKICHI/写真AC)

2021年7月31日(土)をもって発売が終了となるのは、「特急料金回数券」「2枚きっぷ」のうち一部の設定区間のものです。

定期券などの乗車券とあわせて使える、自由席特急券の回数券「特急料金回数券」は、「博多駅〜佐賀駅間」「大分駅〜別府駅間」「延岡駅〜宮崎駅間」など8つの設定区間の発売が終了となります。4枚つづり。14日間有効の「門司港駅または下曽根駅・小倉駅〜博多駅間」については発売が継続されます(大人1,680円)。

乗車券が付いた2枚つづりの特急列車回数券「2枚きっぷ」については、「延岡駅〜宮崎駅・南宮崎駅間」「延岡駅〜宮崎空港駅間」「宮崎駅〜鹿児島中央駅間」の3区間(自由席利用、1か月有効)での発売が終了されます。これらの区間については、パソコン・スマートフォンから座席が選べて価格もおトクな「九州ネットきっぷ」(「JR九州インターネット列車予約」専用)が引き続き発売されます。

なお、発売を終了する商品については、券面に記載された有効期間終了日までは通常どおり利用できます。

【図表で解説】JR九州 一部の割引きっぷの発売終了

JR九州では、新型コロナウイルスの影響を受け、2021年3月31日にも複数の割引きっぷの発売終了または価格改定を行いました。今回の見直しを含め、駅窓口で発売している商品を中心に整理を進めており、代替として「九州ネットきっぷ」などのインターネット専用商品を利用するよう呼びかけています。