山陰・北近畿で8日始発から運転見合わせ JR西日本 降り続く大雨 運転再開のめど立たず

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JR西日本は大雨の影響により、山陰地区を中心に2021年7月8日(木)の始発列車から運転を取り止めます。

山陰本線米子駅に停車中のJR西日本キハ121系気動車(KUZUHA/写真AC)
山陰本線米子駅に停車中のJR西日本キハ121系気動車(KUZUHA/写真AC)

停滞する梅雨前線の影響で、島根県と鳥取県では7月7日(水)明け方から朝にかけて「線状降水帯」が発生し、鳥取県倉吉市で降り始めの雨量が300ミリに達するなど記録的な大雨となりました。この影響によりJR西日本は、山陰地区のすべての路線で7月7日(水)の終日運転を取り止めました。

7月8日(木)も多くの路線で運転が見合わされます。山陰地区では、山陰本線(東浜駅〜益田駅間)、因美線(鳥取駅〜智頭駅間)、伯備線(上石見駅〜米子駅間)、境線(米子駅〜境港駅間)および木次線(宍道駅〜備後落合駅間)が始発列車から運転取り止めとなります。代行輸送は行われません。今後も大雨や土砂災害の可能性があり、線路点検ができない状況が続いているとし、運転再開のめどは立っていないとのことです。因美線の智頭駅〜津山駅間についても始発から午前中まで運転見合わせとなります。

北近畿地区では、7月8日(木)は山陰本線(園部駅〜東浜駅間)、福知山線(篠山口駅〜福知山駅間)および播但線(姫路駅〜和田山駅間)が始発から運転見合わせとなります。舞鶴線の列車は、綾部駅での折り返し運転となります。運転再開は早くても7月8日(木)午後以降と見込まれていますが、今後の降雨状況、線路・設備点検の状況により運転計画を変更する場合があるとしています。

7月8日(木)に運休する特急列車は、「スーパーはくと」(京都駅〜鳥取駅・倉吉駅間)、「スーパーいなば」(岡山駅〜鳥取駅間)、「やくも」(岡山駅〜出雲市駅間)、「スーパーまつかぜ」(鳥取駅〜米子駅・益田駅間)および「スーパーおき」(鳥取駅・米子駅〜新山口駅間)の全列車です。特急「はまかぜ2号」は、鳥取駅〜豊岡駅間が運転取り止めとなります。

そのほか、鳥取県の若桜鉄道は、7月8日(木)始発列車から終日運転を取り止めます。今後も大雨が続くことが見込まれており、運転再開のめどは立っていないとしています。

また、兵庫・岡山・鳥取の3県を結ぶ智頭急行は、7月8日(木)始発から大原駅〜智頭駅間で運転を見合わせます。天候状況や線路点検の結果を踏まえ、運転を再開するとしています。