JR西日本は四国DCの開催に合わせ、京阪神エリアなどから四国への旅に便利な「四国くるりきっぷ」「松山・広島割引きっぷ」の2つのおトクなきっぷを発売します。
⑤破格レンタカーも使える! 「四国くるりきっぷ」
新発売の「四国くるりきっぷ」は、京阪神エリアから岡山駅までの往復新幹線(普通車指定席)、岡山駅から四国までの往復特急列車(普通車自由席)に四国フリー区間がセットになっています。フリー区間は四国全域(宇多津駅〜児島駅間を含む)で、JR四国線の特急(「サンライズ瀬戸」を除く)・普通列車自由席、土佐くろしお鉄道線(窪川駅〜若井駅間)の普通列車や、JR四国バスの路線バス(大栃線・久万高原線、高速バスを除く)に何度でも乗り降りができます。有効期間は連続する3日間です。
出発地によっておねだんが異なり、京都市内発は18,000円(大人用、小児は半額・以下同じ)、大阪市内発は17,000円、神戸市内発は16,000円。岡山駅発は9,500円となっています。利用期間は10月1日(金)〜12月31日(金)で、利用開始日の1か月前から3日前まで発売されます。JR西日本ネット予約「e5489」限定発売となっており、駅のみどりの窓口・みどりの券売機では発売されません。
「四国DC満喫きっぷ」に加えてこの「四国くるりきっぷ」でも破格の「四国DC限定駅レンプラン」が利用できます。きっぷ購入後に専用ページから予約することで、通常8,250円のレンタカー(駅レンプランSクラス24時間)が2,000円(免責補償込)で利用できます。
⑥船旅も楽しめる! 「松山・広島割引きっぷ」
船便を介して本州と四国の両方を楽しめる「松山・広島割引きっぷ」はかなりユニークで、行きと帰りで別々の経路を利用できます。往路は出発エリアから新幹線の普通車指定席で広島駅、呉線の普通列車で呉駅へ、呉から高速船で松山へ渡り、復路は松山駅から特急「しおかぜ」と新幹線(岡山駅経由)で出発エリアに戻ります。往復逆周りの経路も選択できますが、同一経路での往復利用はできません。
広島側、松山側の双方に設定されているフリー区間では、JR線の普通列車に4日間乗り放題となります。本四間は瀬戸内海汽船・石崎汽船が運航する、呉港〜松山観光港間の高速船「スーパージェット」が利用できます。松山観光港〜松山駅間のアクセスは別途運賃等が必要です。
京阪神エリアからのおねだんは京都市内発15,790円(大人用、小児は半額・以下同じ)、大阪市内発15,280円、神姫ゾーン(立花駅〜姫路駅間および和田岬駅・新神戸駅)発14,770円で、利用期間は2022年4月3日(日)までとなっています。四国DC期間限定で広島駅発(10,500円)、小倉駅発(16,500円)および博多駅発(17,500円)も設定され、これらの出発地からは2021年10月1日(金)〜12月31日(金)までの利用に限られます。「e5489」からの購入限定で、利用開始日の1か月前から前日まで発売されます。
ここまで、四国DC期間中の列車の旅にピッタリの、おトクなきっぷの情報をまとめてご紹介しました。
JR四国ではおトクなきっぷ以外でも、さまざまな企画で四国DCを盛り上げます。観光列車に乗って四国各地を楽しめるツアー商品が多数発売されるほか、特別な場所でのディナーやクルーズ船などを組み合わせた大人向けの企画も用意されます。また、観光列車や4県のおすすめスポットをめぐり、スタンプを集めると豪華賞品がもらえる「くるりめぐろう四国旅モバイルスタンプラリー」も開催されます。