3月ダイヤ改正 京阪神「1時間に1本」区間増加 JR西日本 朝の本数削減や終電繰り上げも

JR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、京阪神エリアでは各路線で利用状況に合わせたダイヤの見直しが行われます。

おおさか東線などで運行しているJR西日本201系電車(マサユキ/写真AC)
おおさか東線などで運行しているJR西日本201系電車(マサユキ/写真AC)

生活様式や働き方の変化に合わせ、平日の朝通勤時間帯では一部の列車の本数削減が行われ、同時に運転間隔の均等化が図られます。対象となるのは琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・山陽線、JR宝塚線、大阪環状線、大和路線および阪和線です。例えば、三ノ宮駅を発車する大阪駅方面の列車は、6〜7時台の新快速が現行のおおむね15分間隔から10分間隔に変更となる一方、7〜8時台では新快速・快速が8〜9分間隔から10分間隔へ、普通電車は4〜5分間隔が5分間隔となるよう運転本数が見直されます。

一方で、着席通勤できる特急列車は利便性の向上が図られます。朝通勤時間帯に運転している特急「くろしお6号」の時刻が見直され、日根野駅・和泉府中駅から天王寺駅方面の特急は前後の列車と合わせておおむね25分間隔で利用できるようになります。また、新型コロナウイルスの影響で運休していた特急「はるか」のうち、朝時間帯にあたる「はるか7・10号」の運転が再開されます(運転時刻は下表を参照)。

今回のダイヤ改正日から特急「くろしお」「こうのとり」などは全車指定席となるほか、上下各2本の新快速で実施している座席定員制サービス「Aシート」は全席指定席に変更されます。併せて、JR西日本ネット予約「e5489」で利用できるチケットレスサービスの内容拡充も行われます。

おおむね9〜15時台の昼間時間帯では、琵琶湖線で新快速の運転区間が短縮され、米原駅発着の列車は草津駅発着となります。これにより、草津駅〜米原駅間の新快速は1時間あたり2本から1本へと削減されます(普通列車は現行通り1時間あたり2本)。

そのほか、現行ダイヤで昼間時間帯の運転本数が1時間あたり2本確保されている8つの区間では、1時間あたり1本へと本数が半減します。対象区間は草津線(草津駅〜貴生川駅間: 平日のみ)、湖西線(近江舞子駅〜近江今津駅間)、嵯峨野線(亀岡駅〜園部駅間)、加古川線(加古川駅〜厄神駅間)、姫新線(姫路駅〜播磨新宮駅間)、学研都市線(同志社前駅〜木津駅間)、万葉まほろば線(奈良駅〜桜井駅間: 平日のみ)および和歌山線(王寺駅〜高田駅間: 平日のみ)です(対象区間の路線図は下図を参照)。

JR西日本は2021年10月2日のダイヤ見直しにおいて、琵琶湖線(米原駅〜長浜駅間)や大和路線(木津駅〜加茂駅間)などで昼間時間帯を1時間あたり1本とするなど、列車の削減を先行して実施しています。

なお、和歌山線・万葉まほろば線の昼間時間帯では現行、奈良駅発着の列車が和歌山駅方面へ直通運転していますが、改正後は直通運転区間が王寺駅〜和歌山駅間に変更となります(路線図は下図を参照)。

【路線図で解説】JR西日本 2022年3月12日(土)ダイヤ改正 京阪神エリアの改正概要

その他の時間帯では、大阪環状線(内・外回り)で最大約16分、草津線(柘植駅方面行)で約23分の終電時刻繰り上げが行われ、併せて深夜時間帯の一部列車は時刻・行先が変更されます(終電時刻は上表を参照)。また、朝ラッシュ後や夕・夜時間帯などにおいて多くの路線で列車の運転取り止め、運転区間縮小などの見直しが実施されます。

車両関係では、おおさか東線の普通電車で運転している201系車両について、乗り心地や快適性が高い221系車両にすべて置き換えられます。これに伴い、おおさか東線ではすべての時間帯の運転時刻が変更となります。

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