東京メトロは、忘れ物通知サービス「Tile(タイル)」に対応した専用アクセスポイントの運用を2021年12月24日(金)から開始しました。
「大切なものをなくさない世界」の実現を目指す米Tile Inc.は、日本輸入総代理店であるSB C&S(東京都港区)を通じてスマートトラッカー(忘れ物防止タグ)を販売しています。さまざまな種類のTile製品とスマートフォンアプリを活用し、忘れ物を自分自身で検索できるサービスを世界195か国で展開しています。
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今回、Tile製品から発信されるBlurtooth電波を受信する「Tileアクセスポイント」が東京メトロ飯田橋駅構内にある「お忘れ物総合取扱所」に新たに設置されました。東京メトロ沿線の電車内でTileを装着した持ち物を紛失した場合でも、同取扱所に届けられると、その場所に忘れ物がある旨の位置情報およびメッセージが持ち主のスマートフォンに通知されます(通知イメージは下図を参照)。
東京メトロによると、2020年度における忘れ物の受領件数は約35万件にのぼり、その中で返還率は約30%程度となっています。東京メトロ線内の忘れ物が集約される総合取扱所にアクセスポイントを設置することにより、Tileの付いた忘れ物を持ち主が早期発見できるようになり、返却率の向上が見込まれるとのことです。なお、東京メトロ各駅で拾得された忘れ物は翌日以降から取扱所で保管されますが、原則として5日目以降は警視庁遺失物センターへ送られます。
東京メトロは、今後もデジタル技術を積極的に活用し、利用者目線に立った質の高いサービスを実現していくとしています。