「飯田線秘境駅号」人里離れた静けさを体感する旅 初めて「元善光寺駅」始発も JR東海

JR東海は、愛知・静岡・長野3県の人里離れた秘境駅に停車する人気の観光列車「飯田線秘境駅号」を2022年春も運行します。

急行「飯田線秘境駅号」で使用されるJR東海373系電車(たまくじら/写真AC)
急行「飯田線秘境駅号」で使用されるJR東海373系電車(たまくじら/写真AC)

特急「伊那路」と同じく飯田線の豊橋駅〜飯田駅間を1日1往復しますが、この列車の特徴はほかにはないユニークなダイヤです。鉄道愛好家の牛山隆信さんが作成した全国の秘境駅ランキングでベスト10以内に入る4駅をはじめ、特急列車では通過する「秘境駅」に次々と停車します。

牛山さんが命名した秘境駅とは、周辺に人の暮らしの気配がなく、立地的にも鉄道以外で向かうことが難しい駅の総称です。全国的にも秘境駅の宝庫と言われている飯田線ですが、全線を走る普通列車の本数はごくわずかです。行きたくてもなかなかたどり着けない人気の駅を効率よく巡ることができ、停車時間を活用して記念撮影したり、駅周辺を散策したりするのは「飯田線秘境駅号」ならではの楽しみです。

春の運転日は2022年3月26日(土)・27日(日)と、4月9日(土)・10日(日)・29日(金・祝)・30日(土)の計6日間です。4月30日(土)の上り列車のみ、同日に開催されるJR東海主催の「さわやかウォーキング」と連動し、「飯田線秘境駅号」では初めてとなる元善光寺駅から運転されます(運転時刻は下表を参照)。

【時刻表で解説】JR東海 臨時急行「飯田線秘境駅号」運転

主な駅では駅員や乗務員によるお見送りなどのおもてなしが実施されるほか、「S字鉄橋」など道中の景勝地では徐行運転と車内放送での案内も行われます。また、今回の乗車を記念して、飯田駅係員がデザインした台紙付きの「鼎(かなえ)駅〜桜町駅間の乗車券」がノベルティとして配布されます。“願いかなえ(鼎)てさくら(桜町)咲く”の縁起の良い語呂合わせから「合格祈願・大願成就祈願きっぷ」として企画されたもので、地元の受験生に人気とのことです。

「飯田線秘境駅号」は急行列車のため、乗車券のほかに急行券・指定席券が必要です。乗車日の1ヶ月前10:00から全国のJRの主な駅で発売が開始されるほか、ジェイアール東海ツアーズ(東京都中央区)など旅行会社でも列車を組み込んだ旅行商品を用意しています。

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