JR東日本は、トライアル提供したサブスクリプションサービス「JREパスポート」について、内容と利用対象者を拡大して2022年4月から本格展開を開始します。
2021年7月〜9月の期間、駅ナカ店舗などで定額制サービスを受けられる「JREパスポート」のトライアル販売が実施されました。利用できるのはSuica通勤定期券の保有者に限定されていましたが、2022年4月1日(金)から始まる本格サービスでは定期券の有無にかかわらず、Suicaをお持ちのすべての方に対象が拡大されます。
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トライアルの利用対象は3業態・6店舗でしたが、サブスクプランが大幅に拡充され駅ナカ・駅ビルの16業態・100店舗以上でサービス提供されます(主なプランの詳細は下表を参照)。各プランとも有効期間は1か月で、「JREパスポート」専用サイトからクレジットカード決済で購入できます。複数プランの同時利用も可能です。なお、専用サイトで事前登録を行うと販売開始時におトクなプランが優先的に案内されるとのことです。
プランは「ベックスコーヒーショップ」全店舗でのブレンドコーヒーサブスク、コンビニ「NewDays」一部店舗でのカウンターコーヒーサブスク、フラワーショップ「フルラージュアン」3店舗でのブーケ・切り花サブスクなどから選べます。商業施設「エキュート品川」内では、対象店舗ごとに「1ドリンクサービス」「10%オフ」などのさまざまな特典が月額300円で受けられる「everydayプラン」が用意されます。シェアオフィス「STATION BOOTH」を5回分利用できるセット商品は、期間限定で通常価格の1回分相当というおトクなおねだんで発売されます。
ユニークなところでは、「ジェクサー・フィットネス&スパ横浜店」で1日30分間タンニングマシン(日焼けマシン)が利用できるプラン、ラーメン店「TOKYO豚骨BASE」で来店ごとにラーメン1杯が無料で提供される数量限定プランなども取り揃えられます。ほかにも、カフェやベーカリー、うどん店、フットサル、eスポーツ、リラクゼーションなどで使えるプランが幅広く展開されます。
新型コロナウイルス感染症による新しい生活様式に対応するため、JR東日本グループは「Beyond Station構想」を掲げています。交通の拠点という役割を超え、駅を暮らしとつながるプラットフォームへと転換していく取り組みを意味します。「JREパスポート」はその一つの施策で、日常のオンからオフまでを網羅したサービスをおトクに提供することで鉄道利用者の利便性向上が図られます。
なお、「JREパスポート」には、飲食店向けサブスクサービスの開発に強みを持つfavy(東京都新宿区)のシステムが導入されています。