観光特急「あをによし」増発 近鉄12月ダイヤ 奈良線「ひのとり」増える パターン変更も

近畿日本鉄道(近鉄)は2022年12月17日(土)にダイヤ変更を実施し、南大阪線・吉野線系統を除く各線で運転本数などを見直すほか、4月に運転を開始した観光特急「あをによし」の増発などを実施します。

観光特急「あをによし」で運行している近鉄19200系電車(ふじやん⭐︎/写真AC)
観光特急「あをによし」で運行している近鉄19200系電車(ふじやん⭐︎/写真AC)

朝ラッシュに奈良線特急を増発

大阪・奈良・京都の三都を結ぶ「あをによし」は、既存の特急車両を改造し、古都・奈良の美しさをイメージした内外装に仕上られげた近鉄の新しい観光特急です。現在のダイヤは1日あたり6本で、そのうち2本(1往復)は大阪難波駅〜近鉄奈良駅〜京都駅間の直通運転、4本(2往復)は京都駅〜近鉄奈良駅間での運転です。今回のダイヤ変更では各便の出発時刻が変更されるほか、京都駅〜近鉄奈良駅間で1往復増発され、1日の運転本数は計8本となります。

奈良線では、平日の朝ラッシュ時間帯に大阪方面へ向かう特急列車が1本増発されます。新たに設定されるのは、大和西大寺駅7:17発の大阪難波駅行(7:47着)特急「ひのとり」です。また、平日夕方〜夜時間帯に運転している大阪難波駅発・近鉄奈良駅行の特急は、全体本数は現行と同じく14本ですが、「ひのとり」車両で運転する列車が現行の4本から7本へと増加し、おおむね1時間間隔で利用できるようになります。

特急列車関係ではそのほか、京都線で1日6本の京都駅行特急が新たに高の原駅に停車するようになります。名古屋線では、久居駅に停車する特急が1日2本追加されます。また、伊勢・鳥羽方面の特急では一部列車の行先が変更されます(観光特急「あをによし」の時刻表、奈良線の運転パターンなど詳細は下の図表を参照)。

【時刻表で解説】近鉄 2022年12月17日(土)にダイヤ変更

平日昼の奈良線・京都線に変化

一般列車では奈良線・京都線・橿原線を中心に、利用状況に合わせて列車種別、運転区間、編成、時刻などが見直されます。同日に実施される阪神電気鉄道のダイヤ改正とも連動し、奈良線では平日昼間時間帯の運転パターンが変更されます。1時間あたりの運転本数は快速急行列車が現行の3本から4本に増加し、うち2本が神戸三宮駅までの相互直通運転、残り2本が大阪難波駅発着となります。一方、急行列車と区間準急列車はそれぞれ3本から2本に減少し、快速急行が停車しない一部の駅では減便となります。


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また、平日の夕方以降に阪神線と直通運転する快速急行は、神戸三宮駅〜近鉄奈良駅間の平均所要時間が約5分短縮されます。これらの快速急行は全区間で8両編成での運転となり、尼崎駅での連結・解放作業のための停車時間が不要になるためです。奈良線ではそのほか、東花園駅からの大阪難波駅行最終列車の発車時刻が平日・土休日とも8分繰り上げられます。

京都線では、一部を除く普通列車の運転区間が、京都駅〜新田辺駅間と新田辺駅〜大和西大寺駅方面に分割されます。これにより、京都駅側で6両編成の列車が増えることにより混雑緩和が図られ、特に、平日朝ラッシュ時間帯に京都駅を発着する普通列車はすべて6両編成に統一されます。また、京都市営地下鉄烏丸線の国際会館駅と近鉄奈良駅の間を相互直通運転する急行列車は、平日昼間時間帯の運転が取り止められ、朝および夕方に運転時間帯が変わります。

名古屋線および山田線・鳥羽線・志摩線系統では、平日の早朝時間帯に白子駅発・鳥羽駅行の急行列車1本が増発されます。また、一部列車の運転区間変更、始発・最終列車の時刻変更などが行われます。

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