東武「DL大樹」初乗り入れ 会津若松まで特別運行 4社直通で6時間のロングラン 時刻は?

東武鉄道は野岩鉄道、会津鉄道、JR東日本東北本部と連携し、ディーゼル機関車けん引の観光列車「DL大樹」を営業列車として初めて会津若松駅まで直通運転します。

「DL大樹」をけん引する東武のディーゼル機関車DE10形1109号機(画像提供:東武鉄道)
「DL大樹」をけん引する東武のディーゼル機関車DE10形1109号機(画像提供:東武鉄道)

DE10形「北斗星」カラーがけん引

DL大樹は、蒸気機関車けん引の「SL大樹」とともに普段は東武鬼怒川線の下今市駅〜鬼怒川温泉駅間を中心に運行しています。SL・DLとも、新藤原駅以北の区間でこれまで営業運転は行われていませんでしたが、栃木県から福島県へと4社でつなぐ鉄道ネットワークを活用し、会津エリアの観光拠点である会津若松駅への初めてのDL乗り入れが実現します。

2日間で1往復する運転ダイヤで、2023年9月23日(土・祝)は東武鬼怒川線の下今市駅を10:29に発車し、野岩鉄道、会津鉄道を経由してJR只見線の会津若松駅に16:20に到着します。途中、鬼怒川温泉駅、会津高原尾瀬口駅、会津田島駅に停車し、全区間の所要時間は約6時間です。復路は翌24日(日)、会津若松駅10:11発で、途中の会津田島駅に停車し、下今市14:19着となる約4時間の行程です。

けん引するDE10形1109号機は1971年(昭和46年)に製造され、主に東北地方で客車・貨車のけん引や入れ替え作業に従事していました。東武の譲受後は、かつての寝台特急「北斗星」をけん引していたJR北海道所有の機関車をオマージュした「青色の車体に金色の帯と流星マーク」の塗装に一新して活躍しています。

ボックスシートが並ぶノスタルジーな客車に揺られながら、初秋の自然あふれる会津路で昔懐かしい“汽車旅”を楽しめそうです。

(「DL大樹」の運転時刻と運行ルート路線図、各旅行会社の募集開始日時と旅行代金など詳細は下の図表を参照)

【時刻表で解説】「DL大樹」の運転時刻と運行ルート路線図、各旅行会社の募集開始日時と旅行代金

「SLばんえつ物語」と組み合わせたプランも

今回のDL大樹はツアー専用列車として運転されます。9月23日(土・祝)の会津若松駅行は東武トップツアーズ(本社:東京都墨田区)またはクラブツーリズム(本社:東京都新宿区)、9月24日(日)の下今市駅行はJR東日本びゅうツーリズム&セールス(本社:東京都墨田区)がそれぞれ催行する旅行商品を購入して乗車します。各社とも8月22日(火)発売開始で、所定の募集人員に達し次第、販売終了となります。

東武トップツアーズは、DLが発車する下今市駅集合プランのほか、7月15日(土)にデビューした「スペーシア X」にも乗車できる浅草駅発のプランも用意しています。旅行代金は大人1名27,000円(下今市駅発・スタンダードプラン)からで、いずれのプランも会津若松駅から郡山駅経由で東北新幹線に乗車できる帰りのJRきっぷが含まれています。

クラブツーリズムの商品は下今市駅発のみです。1名2席利用プランのほか、先着8名限定で、2号車のボックスシートを1名で4席占有してゆったり乗車できるプラン(大人50,000円)も販売されます。

びゅうツーリズムが企画する宿泊プランは、DL乗車の前日、磐越西線の観光列車「SLばんえつ物語」に新津駅から会津若松駅まで乗車します。会津若松駅で折り返す同SL列車を見送るため、撮影名所として有名な「一ノ戸川橋梁」まで移動する旅程も組まれており、2つの客車列車を満喫できる内容です。また、日帰りプランには新幹線と東武・JR直通特急を使用した周遊コースも用意されます。

東武所有のDLと客車が南会津エリアを運行する希少な機会となりますが、写真撮影には周りの方への配慮が求められます。運行各社は、今後もイベント列車を継続して運行できるようにするためとして、沿線にある田畑や林、私道など私有地への撮影のための立ち入りは行わないよう注意喚起を行っています。

【日帰り温泉施設】道の駅うつのみや ろまんちっく村 湯処あぐり | 床枠に玉石が敷き詰められた内風呂と鞍掛山、古賀志山、赤岩山の雄大な山並みが眺められる露天風呂があります(提供:アソビュー!)