観光列車「はなあかり」琵琶湖を囲む行き帰り別ルートで運行 グリーン車で楽しむ滋賀県の“食”とおもてなし

JR西日本は、全車両グリーン席以上の車内設備を持つ観光列車「はなあかり」の2025年夏季運行について詳細を発表しました。

高貴な檳榔子染(びんろうじぞめ)色の外装をまとった「はなあかり」は、キハ189系特急気動車を改造し、「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせて2024年10月にデビューしました。季節ごとにエリアを変えながら西日本各地を運行しており、地域の工芸品やアート作品での車内演出、地元の食材を採り入れた食のサービスなどでゆっくり贅沢な旅を楽しめる列車です。

7月〜9月の「はなあかり」は、一部を除く土・日曜の21日間、大阪駅〜敦賀駅間を各日1往復運行します。往路は大阪駅を朝10時台に出発し、琵琶湖西岸に沿う湖西線の主要駅に停車しながら敦賀駅へと向かいます。復路は敦賀駅13時台発で、琵琶湖東岸の北陸本線・琵琶湖線を経由して大阪駅へと戻るダイヤです。

事前予約が必要な食のサービスとして、往路はおごと温泉にある老舗料亭による懐石弁当、復路は彦根市と近江八幡市の老舗菓子店から銘菓とフルーツあんみつのセットが用意されます。最上位座席のスーペリアグリーン車には、大津絵や高島ちぢみ、布引焼など滋賀県ならではの調度品が飾り棚に展示されます。

沿線の主要駅では地元観光協会などによるおもてなしが予定されており、停車時間を利用して地産品を購入することもできます。車内ではアテンダントによる車内販売の営業があり、一部日程ではエリアの観光PRやノベルティの配布も行われます。

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