正確な記録はないけど…東武「100年前の塗装」を再現 「上州」目指した東上線全線開通から100周年

東武鉄道は、東上線の池袋駅〜寄居駅間が全線開通してから2025年7月10日(木)に100周年を迎えることを記念し、当時の客車の色を模した特別塗装を実施します。

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蒸気機関車がけん引した客車の色

1914年(大正3年)、東上線の前身である東上鉄道が池袋駅〜田面沢駅間(現在の川越市駅〜霞ケ関駅間に位置)で営業運転を開始しました。線名の由来である「東京から上州(群馬県)まで」を目指してその後も営業区間を北へ伸ばし、東武鉄道との合併後の1925年(大正14年)7月10日、小川町駅〜寄居駅間の延伸により全線開通しました。

寄居駅から高崎駅までは国が八高線を建設することになり、当初の計画からは軌道修正したものの、それに接続することによって東上鉄道の志が果たされてから100周年を迎えます。これを記念し、小川町駅〜寄居駅間で主に運行している8000型4両1編成を対象に、100年前に蒸気機関車がけん引していた客車の車両色へと塗装変更します。

「セイジクリーム」塗装は見納め

当時の正確な記録が残っていないとのことで、文献などを参考にイメージした「ぶどう色1号」による一色塗りを施し、2025年7月13日(日)から当面の間運行する予定です。運行開始当日は、ヘッドマーク付きのぶどう色8000型を森林公園検修区(埼玉県滑川町)でデビュー前に撮影できる有料ツアーも企画されており、クラブツーリズムが6月13日(金)から発売を開始します。

ちなみにぶどう色塗装が施される8000型は、2014年の東上線開業100周年時にかつてのセイジクリーム色へと復刻塗装された「81111編成」で、この往年の姿はまもなく見納めとなります。東上線ではそのほか、記念スタンプラリーの実施、東上線1日フリー乗車券や記念乗車券、トイカプセルの発売など全線開通100周年イベントが続きます。

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