大井川鐵道「SLかわね路号」2月7日まで運休延長 緊急事態宣言とGo To 停止で

大井川鐵道は、年末年始から運転を休止している「SLかわね路号」について、運転休止期間を2021年2月7日(日)まで延長することを発表しました。

抜里駅〜川根温泉笹間渡駅間の大井川第一橋梁を走る大井川鐵道「SLかわね路号」
抜里駅〜川根温泉笹間渡駅間の大井川第一橋梁を走る大井川鐵道「SLかわね路号」

蒸気機関車けん引による「SLかわね路号」は、通常は土・日・祝日に運転される人気の観光列車です。Go To トラベル事業の全国的な一時停止措置を受け、2020年12月28日(月)〜2021年1月11日(月・祝)まで運転を取り止めていました。また、1月12日(火)以降の運転については検討中としていました。

政府により1都3県に緊急事態宣言が発令され、あわせてGo To トラベル事業一時停止期間が延長されたことに伴い、「SLかわね路号」の運転休止期間を延長し、2月7日(日)まで全便運休することが決まりました。運休となるのは「かわね路1号」(新金谷駅11:52発、家山駅行)と「かわね路14号」(家山駅14:59発、新金谷駅行)および、それらに接続する家山駅〜千頭駅間の代行バスです。

2月11日(木・祝)以降の「SLかわね路号」の運転については、引き続き政府や自治体、関係機関からの情報に基づいて検討するとしています。

【路線図で解説】大井川鐵道大井川本線 一部区間運休

大井川本線普通電車および井川線列車は予定どおり運転されます。なお、大井川本線の下泉駅〜田野口駅間では、2020年7月の大雨被害による損傷箇所の本復旧工事が行われています。そのため、下泉駅〜千頭駅間は列車の運転が休止され、バスによる代行運転が行われています。全線の鉄道での運転再開は3月20日(日)の予定です。