愛称どれがいい? 大型窓・座席なし「フリースペース」 京王が新型2000系に初設置 ベビーカー乗車も快適

京王電鉄は、2026年初めに営業運転を開始する新型通勤車両「2000系」に、同社で初めてとなる大型フリースペースを導入します。

安心や優しさをコンセプトに開発される2000系の車両デザインには、円をモチーフにしたラウンド型が外観、内装ともに多用されています。利用者や社員の声を集め、人の感性を分析できるAIを活用しながらニーズを分析し、コンセプトに最もマッチしたデザインを決定したそうです。

従来車両より省エネ性能や安全性のさらなる向上が図られていますが、最大の特徴は、子どもの目線でも外を向いて景色を楽しめる大型窓が目印となるフリースペースです。すべての世代が安全・快適に利用できるよう設計されたこのエリアでは、ベビーカーや車いすでも利用しやすいよう座席があえて廃止されています。設置されるのは5号車のドア間1か所で、乗降時にエレベーターに近いことから選ばれました。

京王はこのスペースの認知度向上を図るため、愛称投票を6月10日(火)まで専用Webフォームから受け付けています。「ひだまりスペース」「ぬくもりライド」「ひまわりライド」の3つの候補からふさわしいものを1つ選ぶ形式で、最多の投票を得た愛称に決定するとのことです。

2000系は2026年初めに10両1編成の営業運転を開始するのを皮切りに、2027年3月までに10両4編成、計40両が導入される計画です。


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