JR東日本が京葉線新駅の駅名募集 新習志野〜海浜幕張間「イオンモール幕張新都心」前

JR東日本は、京葉線 新習志野駅〜海浜幕張駅間に2023年春に開業を予定している幕張新駅(仮称)の名称を募集します。

京葉線を運行するJR東日本E233系5000番台電車(Tsushimahikari/写真AC)
京葉線を運行するJR東日本E233系5000番台電車(Tsushimahikari/写真AC)

新駅の位置は、新習志野駅と海浜幕張駅からそれぞれ1.7kmの千葉市美浜区浜田2丁目付近で、幕張新都心拡大地区の大型商業施設「イオンモール幕張新都心」(千葉市美浜区)前に開設されます(地図は下図を参照)。幕張新都心全体における都市機能の強化や、交通機能の分散化を担う拠点となります。駅のコンセプトとして「ゆったりとした時間が流れる駅」が掲げられています。

千葉県、イオンモール(千葉市美浜区)および千葉市の3者で構成する新駅設置協議会がJR東日本に駅設置を要請し、2018年4月に新駅設置に関する基本協定書が結ばれました。設計および工事費のうち1/6をJR東日本、5/6を協議会が負担します。建設工事は2020年7月から本格着工されています。

駅名を応募できるのは千葉市民や千葉市内在勤・在学者に限られます。パソコン、スマートフォンで応募の場合、応募専用ページにアクセスし、駅名1点を応募します。受付期間は2021年6月1日(火)10:00〜30日(水)17:00です。

郵送はがきで応募の場合、1枚につき駅名1点を明記の上、「幕張新駅(仮称)の駅名公募」事務局宛て(〒260-8790 日本郵便株式会社 千葉中央郵便局 私書箱19号)に応募します。6月30日(水)の消印まで有効です。

決定した駅名は、2021年秋頃にJR東日本公式サイト等で発表される予定です。なお、駅名は応募数による決定ではなく、応募されたすべての駅名から新駅にふさわしい名称をJR東日本が選考するとのことです。また、応募した駅名案が採用された場合でも、賞品等の提供は行われません。

幕張新駅の出入口は、線路南側のイオンモール側に設置されます。新駅のホームは1階が下り蘇我駅方面、2階が上り東京駅・武蔵野線方面の2層に分かれており、下りホームは上下移動なしで利用することができます。バリアフリー設備として、改札口と上りホームを結ぶエレベーター1基と多機能トイレが設けられます。

千葉市の事業により駅前広場が整備され、新駅開業と同時期に使用が開始される予定です。また、隣接する場所では高速バス・路線バスが発着するバスターミナルがすでに運用されています。