JR西日本 台風9号の影響 山口線など始発から運休 北陸線特急「しらさぎ」一部取り止め

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JR西日本は、温帯低気圧に変化した台風9号の影響で、2021年8月10日(火)も一部の区間で運転を見合わせます。

特急「スーパーおき」などで運行しているJR西日本キハ187系気動車(風待人/写真AC)
特急「スーパーおき」などで運行しているJR西日本キハ187系気動車(風待人/写真AC)

8月9日(月・休)は多くの区間で運転が見合わせられた中国地方ですが、8月10日(火)も一部区間で運転見合わせや列車の遅れが発生する見込みです。

広島・山口エリアでは、山陰本線の益田駅〜東萩駅間および山口線の宮野駅〜益田駅間で始発から15時頃まで運転見合わせとなります。特急「スーパーおき」は1・3号が益田駅〜新山口駅間で、2・4号が新山口駅〜益田駅間で運転取り止めとなります。また、美祢線(長門市駅〜於福駅間)、可部線(横川駅〜あき亀山駅間)および芸備線(三次駅〜矢賀駅間)では、始発列車から速度を落として運転されます。

中国地方ではそのほか、木次線が始発から11時頃まで運転が見合わされ、観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」は往路・復路とも運転取り止めとなります。また、芸備線の東城駅〜備後落合駅では、落石の影響により上下の始発列車各1本が運転取り止めとなります。

強風の影響により8月9日(月・休)は大幅な遅れや運休が発生した北陸エリアは、8月10日(火)もダイヤに影響が生じます。氷見線は始発から10時頃まで、城端線は始発から12時頃まで、高山本線は始発から8時頃までそれぞれ運転が見合わされます。大糸線は南小谷駅〜糸魚川駅間で始発から11時頃まで運転が取り止められ、同区間で代行輸送が実施されます。

特急列車にも運休が発生します。名古屋駅・米原駅〜金沢駅間のの特急「しらさぎ」は下り51・1・3号と上り52・2・54・4号が全区間で運転が取り止められます。敦賀駅〜金沢駅間の特急「おはようエクスプレス」、福井駅〜金沢駅間の「ダイナスター1・3号」、七尾線和倉温泉駅〜金沢駅間の「能登かがり火2号」も運転取り止めとなります。高山本線の特急「ひだ3号」は高山駅〜富山駅間、「ひだ6号」は富山駅〜高山駅間で部分運休となります。