札幌市営地下鉄が大晦日の終電繰り下げ中止 新型コロナ急拡大に対応

札幌市交通局は、新型コロナウイルス感染症の急拡大を受け、地下鉄で例年行っている大晦日の終電時刻繰り下げを2020年は実施しないことを決定しました。

札幌市営地下鉄東西線バスセンター前駅
札幌市営地下鉄東西線バスセンター前駅

札幌市営地下鉄では、初詣などの需要増加に対応するため、大晦日の終電時刻をおおむね2時間30分繰り下げる延長運転が毎年実施されていました。当初は2020年も同様に実施することが予定されており、「広報さっぽろ」12月号には、2020年12月31日(木)の終電発車時刻が年越し後の2:20〜2:30に繰り下がる旨が記載されていました。

しかし11月以降、札幌市で新型コロナウイルス感染症が急速に拡大する状況となり、これ以上の拡大を防止する観点から延長運転が中止されることになりました。大晦日の営業は通常時と同じく、各始発駅(南北線の麻生駅・真駒内駅、東西線の宮の沢駅・新さっぽろ駅、東豊線の栄町駅・福住駅)0:00発の終電をもって終了となります。

札幌市営地下鉄が大晦日の終電繰り下げ中止 新型コロナ急拡大に対応

年末年始の札幌市営地下鉄は、12月29日(火)〜30日(水)および2021年1月2日(土)〜3日(日)が「土日祝日ダイヤ」(日中は約7分間隔)です。「年末年始特別ダイヤ」となる12月31日(木)は日中約9分間隔、1月1日(金・祝)は日中約10〜11分間隔で運行されます。