新幹線車内の公衆電話がサービス終了へ トンネル内も携帯電話が通じるようになり…

新幹線車内に設置されている公衆電話は2021年6月30日(水)をもってサービスがすべて終了します。

新幹線車内に設置されている公衆電話(写真AC/たまくじら)
新幹線車内に設置されている公衆電話(写真AC/たまくじら)

JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州およびNTTコミュニケーションズが共同で発表しました。新幹線車内の列車公衆電話サービスは近年、携帯電話の普及により利用が減少しているとし、トンネル内などを含め、すべての新幹線で携帯電話の利用が可能となったことにより役目が終わったと判断されました。

サービス終了日は6月30日(水)ですが、一部の列車では6月7日(月)以降に公衆電話を利用できない場合があるとしています。各社では、今後は携帯電話や、駅などに設置している公衆電話により連絡を済ませたうえで乗車するよう呼びかけています。

ところで、かつては在来線や私鉄特急列車にも車内公衆電話が設置されている車両がありました。NTTドコモのかつての2G携帯電話サービス「mova(ムーバ)」網を使用して実現していたものですが、これらは2012年3月31日のmova停波と同時にすべて撤去されています。