JR東日本・JR東海が新幹線駅構内で酒類販売を中止 「グランクラス」は再び営業休止に

新型コロナウイルス感染症の拡大状況を踏まえ、新幹線の駅や車内のサービスに営業内容の変更が発生しています。

新大阪駅新幹線中央口改札(Katsumi/TOKYO STUDIO)
新大阪駅新幹線中央口改札(Katsumi/TOKYO STUDIO)

JR東日本は、新幹線の「グランクラス(飲料・軽食あり)」について、2021年4月29日(木・祝)以降に運転する列車から営業を取り止め、発売を見合わせます。対象の列車は東北・北海道新幹線「はやぶさ」(東京駅〜盛岡駅・新青森駅・新函館北斗駅間)および北陸新幹線「かがやき」「はくたか」(東京駅〜金沢駅間)です。発売済みのきっぷをお持ちの方は、事前にグリーン車等へきっぷの変更をするよう呼びかけています(差額は払い戻されます)。

「グランクラス(飲料・軽食あり)」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため1月16日(土)からサービスが休止され、3月26日(金)から利用席数を制限した上で発売が再開されていました。なお、東北・北海道新幹線、上越新幹線および北陸新幹線で運転されている「グランクラス(飲料・軽食なし)」については引き続き利用可能で、発売が継続されます。

同じく3月26日(金)から再開されていた「サフィール踊り子」の4号車カフェテリアについても、4月29日(木・祝)から営業および車内販売が中止となります。「サフィールPay」で事前注文したパスタ等の商品はすべて取り消され、無手数料で払い戻されます。

また、JR東日本管内の新幹線改札内の物販店舗において、4月25日(日)〜5月11日(火)の期間は酒類の販売が取り止められます。また、新幹線、在来線特急列車および普通列車グリーン車の車内販売については、引き続き営業見合わせとなります。

JR東海グループのジェイアール東海パッセンジャーズは、東海道新幹線(東京駅〜新大阪駅間)の駅構内にある店舗(一部を除く)において4月25日(日)から当分の間、酒類の販売を順次見合わせます。東海道新幹線の車内販売では、1月21日からすでに酒類の販売が休止されています。

JR西日本は4月29日(木・祝)から当分の間、山陽新幹線(新大阪駅〜博多駅間)における車内販売、グリーン車でのおしぼり配布および「駅弁デリ」の各サービスを休止します。「ハローキティ新幹線」の1号車(ハロー! プラザ)でのコンシェルジュによる車内販売等は引き続き、新大阪駅〜岡山駅限定で実施されます。山陽新幹線では4月1日(木)以降、一部の「のぞみ」において車内販売とグリーン車での車内サービスを再開していました。