三浦海岸駅と油壺で電動キックボード貸出 30分500円 三浦半島の移動手段を多様化 京急

京浜急行電鉄(京急電鉄)は、神奈川県三浦市内の2拠点で電動キックボードのシェアリングサービスを2021年9月11日(土)から開始しました。

三浦半島の田園風景(くろてん/写真AC)
三浦半島の田園風景(くろてん/写真AC)

神奈川県下でトータルカーサービスを提供するサンオータス(横浜市)と京急電鉄が連携協定を結び、三浦半島の地域資源を活用しながら観光を活性化させる目的で企画されたものです。

京急線三浦海岸駅から徒歩1分の「三浦レンタカー」(三浦市南下浦上宮田)と「ホテル京急油壺観潮荘」(同市三崎町小網代)の2拠点に専用のパーキングステーションが設置され、それぞれ所定4台の電動キックボードが配備されます(ステーションの地図は下図を参照)。さらに10月中には、古民家を活用した宿泊施設を提供するミウラトラスト(三浦市)との提携により、三崎港エリアにもパーキングステーションが設置される予定です。

移動自体がアクティビティとなる電動キックボードを使えば、田園風景と海が一望できる風光明媚な三浦半島を効率的に周遊することができます。徒歩やバスではアクセスしにくい三浦半島東側エリア、海風を感じられる三浦海岸線沿い、油壷から三浦港へ向かう西海岸線の絶景富士など、「ラストワンマイル(0.5km〜4km)の観光」を手軽に楽しむことができます。

18歳以上の方が利用できます。利用前にスマートフォンアプリ「Segway Pass」(iOS版Android版)をインストール後、クレジットカードの登録を済ませます。利用者確認のため、受付場所で運転免許証(原付一種)の提示が求められます。酒気帯び有無の確認のため、検知器を使用したアルコールチェックが行われる場合があります。確認完了後に貸し出されるヘルメットを装着し、ハンドルバーにあるQRコードをアプリからスキャンします。充電状況を確認し、貸渡利用規約に同意するとロックが解除されます。

返却は貸出場所と同じパーキングステーションでのみ可能です。ステーションにある返却QRコードをスキャンするとトリップが終了し、利用時間から自動的に算出された料金が登録したクレジットカードから決済されます。利用料金は30分ごと500円です。

電動キックボードは道路交通法上の1人乗り原動機付自転車で、ヘルメット着用と車道走行が規定されており、歩道や自転車専用道の走行はできません。東京都心などの公道で特例を受けて実施されている、ヘルメット装着任意の実証実験とは異なるので注意が必要です。また、走行可能範囲が定められており、範囲から出た場合には自動的に電源が切れます。範囲に戻ると再び電源が入ります(走行可能範囲は地図を参照)。

すでに4月から横須賀市内の「観音崎京急ホテル」「横須賀中央駅前」で電動キックボードのシェアリングサービスが開始されており、多くの方が利用しているとのことです。

京急電鉄とまちづくり関連テクノロジーのスタートアップ企業scheme verge(東京都文京区)は、三浦半島エリアの観光型MaaS(Mobility as a Service)「三浦Cocoon」を協働で展開しています。この取り組みの中で、半島内の移動サービスを「Cocoonモビリティパッケージ」として包括し、地元のカフェや飲食店、ガソリンスタンドなどに対し、遊休地の活用方法としてモビリティ拠点運営の提案を行っています。

また、京急電鉄は日立製作所(東京都千代田区)、scheme vergeと連携し、実証実験「みんなでつくる三浦海岸の地図」を9月11日(土)〜30日(木)の期間に実施しています。「三浦半島でのエリアマネジメントによる沿線活性化」を目的に、地域住民と三浦海岸の来訪者がともにつくりあげる大きな地図が三浦海岸駅前に登場しています。定番スポットだけではない、日々更新される新しい三浦海岸エリアの魅力的なスポットは、電動キックボードを使ってラクに見に行くことができます。

京急電鉄は、「Cocoonモビリティパッケージ」のもとで各社と連携し、今後も三浦半島に電動キックボードのパーキングステーションを増やし、広域観光を強化していきたいと話しています。

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