荷物下ろしのため大宮駅の停車時間1分→5分に 函館の鮮魚を埼玉へ 東北・北海道新幹線

JR東日本とJR北海道は、東北・北海道新幹線を活用した荷物輸送の拡充のため、一部の上り列車で大宮駅の停車時間を延長します。

函館市内の市場の鮮魚うりば(イメージ)(iziz/写真AC)
函館市内の市場の鮮魚うりば(イメージ)(iziz/写真AC)

新たな輸送ビジネスの構築を目指す両社は、新幹線の速達性・定時制を活かした荷物輸送サービスを「はこビュン」の名称で進めています。これまでは主に新函館北斗駅から東京駅へ、函館特産の鮮魚類などを小売店や飲食店向けに輸送してきました。生鮮食品類は東京だけでなく、商圏人口や小売業の物流拠点が多い埼玉エリアでもニーズが強いため、新幹線の停車時間を延長することにより大宮駅で取り下ろし可能な荷物の量が拡大されます。

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対象列車は「はやぶさ・こまち14号」(大宮駅11:39着)および「同18号」(大宮駅13:39着)の2本の上り定期列車です。両列車とも大宮駅の停車時間は現在約1分ですが、2021年12月10日(金)から当分の間は約5分に延長されます。これにより、上野駅・東京駅の到着時刻も約4分繰り下げられます(運転時刻は下表を参照)。ただし、年末年始(2021年度は12月29日(水)〜2022年1月3日(月))など利用が多く見込まれる日には大宮駅停車時間の延長は行われません。

【時刻表で解説】JR東日本・JR北海道 東北・北海道新幹線の荷物輸送 大宮駅での取り扱い拡大

列車を活用した荷物輸送は取り扱い路線やサービスの拡大が続いており、輸送を担うジェイアール東日本物流(東京都墨田区)と荷主との契約による納品先店舗等までの配送や、荷物1個から当日申込で利用できる即日輸送サービス「はこビュン Quick」などが本格展開されています。7月から8月にかけては、大宮駅を終着とする東北・上越新幹線の旅客列車が臨時で設定され、1列車あたり約100箱の地域産品を大宮駅で荷下ろしする輸送トライアルが実施されました。

JR東日本は、新たな施策で大宮駅を新幹線による荷物輸送の拠点とすることにより、今後の輸送量や頻度を拡大し、新たな荷主を獲得してビジネスエリアを開拓していきたいとしています。また、地域産品の流通拡大により地方創生を支援しながら、豊かな暮らしづくりや物流業界の課題解決にも貢献していくとのことです。

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