【週間TOP5】新横浜に相鉄・東急が来年乗り入れ 京成「本線」で成田空港へ行きづらく

今週「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で最も読まれた記事をおさらい。2022年1月30日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

新横浜駅の駅ビル「キュービックプラザ新横浜」(TOGA/写真AC)
新横浜駅の駅ビル「キュービックプラザ新横浜」(TOGA/写真AC)

5位: 東北新幹線 32本臨時列車化 1本運転取り止め 3月ダイヤ改正 北海道直通列車を2本変更

JR東日本とJR北海道は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、東北・山形・秋田・北海道新幹線で一部列車の臨時列車化などを実施します。

利用状況に合わせて運転日を設定する臨時列車となるのは、東北新幹線「はやぶさ」13本、「やまびこ」16本、「なすの」1本および秋田新幹線「こまち」2本の計32本です。そのほか、利用の少ない上り「なすの」1本が廃止となります。

東北新幹線 32本臨時列車化 1本運転取り止め 3月ダイヤ改正 北海道直通列車を2本変更

4位: 京都市営地下鉄 夜間減便のダイヤ改正 終電変わらず 市バス急行系統休止・深夜バス廃止

京都市交通局は2022年3月19日(土)に市営地下鉄・市バスのダイヤ改正を実施し、利用状況に応じた見直しによる運行コスト削減を図ります。

新型コロナウイルス感染症の影響により利用者数が大幅に減少したことにより、コロナ禍前までに積み上げてきた客数増の成果が吹き飛び大変厳しい状況にあるようです。市営地下鉄は2022年3月と秋頃の2回に分けて本数削減が実施されます。

京都市営地下鉄 夜間減便のダイヤ改正 終電変わらず 市バス急行系統休止・深夜バス廃止

3位: 上越・北陸新幹線ダイヤ改正で一部「臨時列車化」 利用増減に合わせて運転 E7系追加も

JR東日本とJR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、上越新幹線・北陸新幹線では新型車両への置き換えや輸送体系の見直しを実施します。

オール2階建て新幹線E4系「Max」編成の定期運行終了に合わせて上越新幹線にE7系車両の投入が進んでいますが、今回のダイヤ改正でも12本の列車が新たにE7系化されます。また、東北新幹線と同じく一部の定期列車の臨時列車化が行われます。

上越・北陸新幹線ダイヤ改正で一部「臨時列車化」 利用増減に合わせて運転 E7系追加も

2位: 相鉄・東急新横浜線23年3月開業 渋谷〜新横浜30分 メトロ・都営・東武東上線他と直通

鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)と相模鉄道(相鉄)、東急電鉄は、建設を進めている相鉄・東急直通線の開業予定時期が2023年3月になると発表しました。

営業路線の名称は西谷駅〜新横浜駅間が「相鉄新横浜線」、新横浜駅〜日吉駅間が「東急新横浜線」です。相鉄線、東急東横線・目黒線のほか、東京メトロや都営地下鉄、東武鉄道などとの相互直通により広域な鉄道ネットワークが誕生します。

相鉄・東急新横浜線23年3月開業 渋谷〜新横浜30分 メトロ・都営・東武東上線他と直通

1位: 「スカイライナー」青砥停車を正式化 京成ダイヤ改正 昼間の本線特急は「快速」に変更

京成電鉄は2022年2月26日(土)にダイヤ改正を実施し、昼間時間帯の運転体系変更、深夜時間帯の利便性向上などを行います。

「スカイライナー」は一部の列車が青砥駅に臨時停車していますが、改正後は正式ダイヤとして昼間60分間隔で停車します。深夜の成田空港駅発上り列車では最終「アクセス特急」の繰り下げ、宗吾参道駅行の増発など利便性向上が図られます。

「スカイライナー」青砥停車を正式化 京成ダイヤ改正 昼間の本線特急は「快速」に変更

昼間時間帯は京成本線「特急」が「快速」に置き換わり、京成津田沼駅以東は各駅停車になります。本線経由の成田空港輸送は下位種別の「快速」担当となり、京成電鉄としては成田スカイアクセス線への利用シフト促進を図っていきます。運賃「最安ルート」として京成本線を選んでいた人も、ダイヤ改正以降は再考の余地がありそうです。

そのほか、相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業時期決定や、東京メトロ有楽町線の住吉延伸と南北線の品川延伸が事業化されるニュースが矢継ぎ早に飛び込んできました。これからいろいろ具体化していくことでしょう。未来の鉄道の話というのはやはり高揚感がありますね。