東急5000系“青ガエル” 「田んぼアート」絵柄に 秋田内陸線の車窓から自然の絵画を鑑賞

秋田内陸縦貫鉄道の利用促進を支援する協議会の主催により、秋田内陸線の車窓からきれいに見える「田んぼアート」が地元の方々の手でつくり上げられます。

秋田内陸線 前田南駅に停車中の秋田内陸縦貫鉄道AN-8800形気動車(akaba/写真AC)
秋田内陸線 前田南駅に停車中の秋田内陸縦貫鉄道AN-8800形気動車(akaba/写真AC)

見どころで徐行運転も

田んぼアートは、田んぼをキャンバスに見立て、テーマにちなんだ絵やキャラクターなどを色の異なる苗で表現しながら描く巨大な絵のことです。内陸線沿線では2012年(平成24年)から実施されており、今年も5か所の田んぼで5月下旬頃から小学生や地域住民、県内の民間企業などが参加して田植え作業が行われました。先だって行われた測量により、内陸線の車窓の高さから見たときに最もきれいに絵柄が浮かび上がるよう計算されています。

2022年の田んぼアートでは、通称「青ガエル」こと元東急電鉄の鉄道車両5000系を模したデザインが初めて描かれます(阿仁前田温泉駅〜前田南駅間「秋田犬と青ガエル」)。現役引退後に渋谷駅前広場で観光案内所として静態保存されていた車両で、駅周辺の再開発計画を機に「忠犬ハチ公」ゆかりの地である秋田県大館市に移設され、2021年5月から一般公開が始まっています。そのほかにも、世界文化遺産に登録された伊勢堂岱遺跡のマスコットキャラクター「いせどうくん」や、この地域の民俗行事である「綴子(つづれこ)大太鼓」や「上桧木内の紙風船上げ」などの地域色豊かな絵柄が揃います(田んぼアートが見られる時刻表、各図柄の詳細は下の図表を参照)。

【時刻表で解説】秋田内陸縦貫鉄道 「内陸線が展望台! 田んぼアート2022」開催

見頃は7月から9月上旬までで、秋田内陸縦貫鉄道の公式サイトでは5か所の田んぼアートのようすが稲刈り時期まで随時伝えられます。車内から田んぼアートをじっくり眺められるよう、日中時間帯の一部列車では付近で速度を落として走行する徐行サービスが実施されます。鑑賞には「秋田内陸ワンデーパス」や「片道寄り道きっぷ」などおトクなきっぷの利用が便利です。また、鷹巣駅および角館駅の近隣には、クルマでの来訪に便利な無料駐車場が設けられています。

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