広電宮島口駅が移設 7月2日始発からバス代行 景観を一新 宮島の玄関にふさわしい駅に

広島電鉄は、広電宮島口駅を現在の位置から南(海側)に約70m移設することに伴い、2022年7月2日(土)は宮島線の一部区間でバスによる代行輸送を実施します。

旅客ターミナル側から見た移設後の広電宮島口駅イメージ(画像提供: 広島電鉄)
旅客ターミナル側から見た移設後の広電宮島口駅イメージ(画像提供: 広島電鉄)

新駅は14時開業

駅移設に先立ち、7月1日(金)深夜から線路切替工事と信号付帯設備の設置・点検、試運転などが実施されます。これに伴い、7月2日(土)は始発から14:00頃まで宮島線のJA広島病院前駅〜広電宮島口駅間で上下線の電車が臨時運休します。同区間では電車の始発時刻から無料の代行バスが運転され、広島駅〜JA広島病院前駅間で通常通り運転される2号線電車と接続します。新しい広電宮島口駅の使用は14時頃からの開始となります。

また、駅移設に伴い所要時間に変更が生じることから、7月2日(土)に2号線の宮島線内のみダイヤ改正が実施されます。2号線の市内線区間やその他の路線についてはこれまで通りのダイヤで運行されます(代行バスの早朝時間帯の時刻表など詳細は下の図表を参照)。

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宮島の玄関口を大改造

宮島口にはこれまで、JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社が別々に所有・管理する旅客船桟橋があり、初めての利用者にとって分かりにくいとされてきました。また、施設の老朽化や待合スペースの不足、統一感のない景観なども問題となっていました。これらの課題を解決し、年間400万人超の観光客が訪れる厳島(宮島)の玄関口にふさわしい快適な港とするため、広島県と廿日市市の港湾整備事業として宮島口地区の再開発が進められてきました。

護岸を埋め立ててスペースがつくられ、建築家の乾久美子氏が設計した新たな宮島口旅客ターミナルと、屋根付きの連絡橋・大桟橋が整備され、2020年2月に使用開始されました。4月にはターミナルに隣接して、広電グループが運営する商業施設「HIRODEN etto(エット)」が開業しています。移設後の新しい広電宮島口駅には交通案内所や手荷物預かり所が設けられ、旅客ターミナルに近づくことでフェリーとの乗り継ぎも便利になります。まちづくりの方向性に合う景観を備えた駅とするため、旅客ターミナルや桟橋の建物と素材感や色味が調整されています。

今後は周辺の交通渋滞解消のため、広電の旧軌道敷地を活用して国道2号から円滑にアクセスできる道路が整備される予定です(駅周辺地図と整備事業の流れは上の図表を参照)。

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