【週間TOP5】何が出るかな「サイコロきっぷ」 話題独占 “お子さま連れ”旅の強い味方も

先週「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で最も読まれた記事をおさらい。2022年7月4日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

JR西日本「サイコロきっぷ」の“当たり目”博多の夜と言えば中洲の屋台(しぇが/写真AC)
JR西日本「サイコロきっぷ」の“当たり目”博多の夜と言えば中洲の屋台(しぇが/写真AC)

5位: 夏休みの「のぞみ」はパウ・パトロールと一緒 東海道新幹線「お子さま連れ専用車両」

JR東海は夏休み期間の計23日間、東海道新幹線「のぞみ」の一部列車において、周囲に気兼ねなく乗車できる「お子さま連れ専用車両」を設定します。

2022年7月16日(土)〜8月21日(日)の計23日間、東京駅〜新大阪駅間「のぞみ」計69本を対象に、1両まるごとお子さま連れの方だけの車両が設けられます。人気アニメ「パウ・パトロール」グッズプレゼントや限定動画の視聴サービスもあります。

4位: 近鉄特急 チケットレスで20%ポイント還元 普段の2倍おトク! お出かけ応援キャンペーン

近畿日本鉄道(近鉄)は、チケットレスサービスの利用で通常の倍となる20%のポイントを還元する「近鉄特急netポイント倍増キャンペーン」を実施します。

2022年7月〜9月の間にインターネット予約・発売サービスでチケットレス特急券を購入し、かつこの期間内に乗車した場合が対象です。外出自粛の規制が緩和されてきたこのタイミングでおトクなキャンペーンを打ち、お出かけ促進を図ります。

3位: 夏休みは山陽新幹線も北陸も「お子様1000円」 大阪〜南紀・北近畿・山陰方面に初設定

JR西日本は夏の旅行シーズンに合わせ、大人と子どものセットでおトクな「夏休み『お子様1000円!』ファミリーきっぷ」を期間・席数限定で発売します。

区間を問わず子供のおねだんが一律1,000円で、お子さま連れのお出かけに大助かりです。冬休み、ゴールデンウィークに続く3回目の発売で、従来の山陽新幹線と北陸方面に加え、南紀・北近畿・山陰方面の一部も設定区間に加わりました。

2位: 夏の花火大会で臨時列車多数 新幹線も在来線も 長岡・柏崎・鶴岡ほか新潟・庄内エリア

JR東日本は、新潟県内各地や庄内エリアで開催される2022年夏の花火大会に合わせ、各方面からの観覧に便利な臨時列車を運転します。

新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」開催日には、お帰り時間帯を中心に上越新幹線の臨時列車が運転されます。県内の上越市・柏崎市・新潟市、山形県庄内の鶴岡市・酒田市でも花火大会が開催され、在来線に臨時列車が運転されます。

1位: 夏の旅行先はランダム! 「サイコロきっぷ」爆誕 大阪発 白浜も尾道も博多も往復5000円

JR西日本は、北陸から九州まで7つの駅の中からランダムに旅の行き先が決まる、おトクなきっぷ「サイコロきっぷ」を期間限定で発売します。

大阪市内から新幹線・特急列車の指定席が利用できる往復タイプのきっぷで、おねだんはお一人1回5,000円です。サイコロの出目は「芦原温泉駅」「東舞鶴駅」「餘部駅」「白浜駅」「倉敷駅」「尾道駅」、そしてレア駅「博多駅」の7駅です。

「博多」を除く出目の確率は1/6で、「尾道」が出現するとさらに1/6の確率で「博多」が当たるチャンスを獲得できるそうです。SNSには「近場が出たら落胆しそう」との感想もありましたが、どの行き先でも通常のきっぷより大幅におトクなのでご安心ください。ちなみに、1回のサイコロで6人まで同一行動できるので、各自バラバラの行き先になることはありません。また、お一人2回まで購入でき、2回目の出目が1回目と同じ行き先だった場合、代わりに「博多」に行くこともできる特別ルールも設けられています。

伝説のローカル番組「水曜どうでしょう」(北海道テレビ制作)を思い出し、大泉洋さんたちのサイコロ旅を懐かしむ方も多いようです。筆者は日本航空(JAL)が2016年に開始した、行き先おまかせのマイル交換サービス「どこかにマイル」を思い出しました。旅好きの話題をさらっている「サイコロきっぷ」ですが、これまで鉄道旅行に縁のなかったユーザー層にこそ、話題作りのために使ってもらいたいです。旅は楽しいですよ。