日本初! チケットレス+直前変更可の旅行商品 「EXサービス」 新幹線予約1年前からOKに

JR東海・JR西日本・JR九州は、東海道・山陽・九州新幹線をネット予約できるEXサービス(「エクスプレス予約」「スマートEX」)について、ホテルや観光施設と新幹線の予約をセットにした新サービスを2023年秋から開始します。

東海道・山陽新幹線で運行しているJR東海・JR西日本N700(京翔九彩/写真AC)
東海道・山陽新幹線で運行しているJR東海・JR西日本N700(京翔九彩/写真AC)

「値上げ」を利便性向上でカバー

今回の発表は、これまで「EX-MaaS(仮称)」として予告していたサービス内容をより具体化したものです。3社は同時期にEXサービス主力商品の販売価格値上げを発表しており、新幹線をより利用しやすい環境を整えて顧客のつなぎ止めを図ります。

新たに取り扱う「EX旅パック」は、新幹線とホテルや観光プランをセットにした旅行商品で、ジェイアール東海ツアーズ(本社:東京都中央区)と日本旅行(本社:東京都中央区)と連携して発売します。新幹線と宿泊施設とを自由に組み合わせられる「EXダイナミックパック」と、テーマ性を持った観光コンテンツや宿泊施設を新幹線と一緒に予約できる「EXこだわりツアー」の2種類が用意されます。

旅行商品でありながら、新幹線の予約から乗車までエクスプレス予約・スマートEXと同様の利便性を実現したことが最大の特長です。具体的には、きっぷを発券することなくチケットレスでのスムーズな乗車が可能で、列車や座席の変更もネットから乗車直前まで行えます。これらは旅行商品として国内初のサービスとなります。

もう一つの新サービス「EX旅先予約」は、旅行先で利用する宿泊施設や観光プラン、レンタカー、観光タクシーなどのコンテンツを提案するサービスです。エクスプレス予約・スマートEXでの新幹線の予約内容に基づき、乗車日に到着駅周辺で楽しめる観光プランやホテルなどのおすすめ情報を豊富に提供します。また、各コンテンツは新幹線の予約がなくても購入可能です。

JR東海は現在、専用サイト「EX 旅のコンテンツポータル」で二次交通や観光体験を紹介していますが、コンテンツを利用したい場合は別サイトに遷移して個別に購入する必要があります。「EX旅先予約」開始後は、EXサービスに登録済みのクレジットカードで予約から決済まで同一サイト内で完結でき(一部のレンタカーを除く)、操作の手間が大幅に省けるようになります。

(EXサービスに追加される「EX旅パック」「EX旅先予約」「1年前予約」のイメージなど詳細は下の図表を参照)

【図表で解説】EXサービスに追加される「EX旅パック」「EX旅先予約」「1年前予約」のイメージ

コンサートに合わせて早めに指定席を確保

現在のEXサービスでは、新幹線は乗車日の1か月前からの発売で、その1週間前から事前申込を受け付けています。もっと早く乗車日程を決めたいという要望に応えるかたちで、2023年秋からはエクスプレス予約・スマートEXとも、最大1年前からの指定席購入が可能になります。人気の舞台やコンサートの観覧、記念日の旅行などの計画を立てる際に役立ちそうです。

1年前発売では正式な運行ダイヤが決定していない場合も多いため、仮のダイヤから希望の列車を選ぶ方式がとられます。乗車日の1か月前に確定した列車番号や発着時刻、座席番号を知らせるとのことです。なお、1年前発売に対応するのは一部商品のみで、予約可能な座席数には上限が設けられます。

EXサービスの“元祖”である東海道新幹線でのエクスプレス予約は、JR東海が発行するクレジットカードの会員向けサービスとして2001年(平成13年)9月に開始しました。その後、一般のクレジットカードに利用対象を広げたスマートEXの開始、山陽・九州新幹線へのサービスエリア拡大などを行い、2022年12月には会員と登録者数の合計が1000万人に到達しています。

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