新幹線「グランクラス」が26日に営業再開し割引きっぷも発売 車内販売は休止を継続

東北・北海道、上越、北陸新幹線の「グランクラス」のサービスが2021年3月26日(金)に再開します。

グランクラスの座席(写真AC/Usagino Saku)
グランクラスの座席(写真AC/Usagino Saku)

JR東日本では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1月16日(土)から新幹線および在来線特急列車等の車内サービスを中止していました。このうち、東北・北海道、上越、北陸新幹線のすべてのグランクラスのサービスが3月26日(金)に再開されます(北陸新幹線のJR西日本区間を含む)。指定席特急券は、3月26日(金)〜4月22日(木)運転のグランクラスについては3月23日(火)から、4月23日(金)以降に運転のグランクラスについては通常通りの発売開始日(乗車日の1か月前10時から)から発売されます。

なお、3月26日(金)から当分の間は利用状況に合わせ、一部の列車において発売座席数が1列車あたり12席(通常最大18席)に抑えられ、専任アテンダントの乗務体制も2人から1人に変更されます。対象となる列車は、東北・北海道新幹線「はやぶさ」(東京駅〜盛岡駅・新青森駅・新函館北斗駅運転の列車)の一部列車および、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」(東京駅〜金沢駅間)の一部列車です。飲料・軽食サービスの内容に変更はないとのことです。なお、「グランクラス(飲料・軽食なし)」については18席での発売が継続されます。

また、インターネット予約「えきねっと」限定で発売されるおトクなきっぷ「えきねっとトクだ値(乗車券つき)」に「グランクラス(飲料・軽食なし)」が新たに設定され、4月1日(木)利用分から通年発売されます。東北・北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」、上越新幹線「とき」「たにがわ」および北陸新幹線「あさま」の一部の区間に設定され、運賃と料金合わせて5〜20%割引で購入できます(主な設定区間のおねだん・割引率・おトク額は下表を参照)。

発売期間は乗車日1か月前の午前10時から当日の午前1:40まで(発売期間最終日がシステムメンテナンス日の場合は乗車日前日の午後11:40まで)です。グランクラスの営業再開に伴い、3月23日(火)午前5:30から発売が開始されます。

なお、「東北デスティネーションキャンペーン」にあわせて期間限定で発売される、「グランクラス(飲料・軽食なし)」の「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」(50%割引)についても、3月23日(火)午前5:30から発売開始となります(利用期間は4月13日(火)〜9月30日(木))。

【図表で解説】JR東日本 東北・北海道、上越、北陸新幹線 5〜20%割引「えきねっとトクだ値(乗車券つき)」

グランクラスの営業再開日と同じ3月26日(金)から、休止していた特急「サフィール踊り子」号4号車のカフェテリア営業および車内販売も再開されます。3月23日(火)午前11時から、「サフィール踊り子」専用のモバイルオーダーサービス「サフィールPay」でメニュー予約が開始されます。

一方で、すべての新幹線、在来線特急列車「あずさ」「ひたち」および普通列車グリーン車の車内販売は営業中止が継続されます。再開時期は決まりしだい告知するとのことです。なお、特急「かいじ」「いなほ」の車内販売は3月12日(金)をもって営業終了となっています。