「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で先週、最も読まれた記事をおさらい。2021年8月22日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。
大雨による鉄道施設の被害が相次いでいます。このサイトでも毎日のように運行情報をアップデートしていますが、多くの皆さんにご覧いただいているようで、鉄道が果たしている日常輸送の重要性に改めて気づかされます。また、新型コロナウイルスのいわゆる「第5波」の感染拡大が止まらず、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象区域も広がり、最終列車繰り上げや減便に関するお知らせが相次いでいます。
5位: 食事付き観光列車「伊予灘ものがたり」運休 9月12日まで 愛媛にまん延防止措置 JR四国
新型コロナウイルスの観光への影響が続きます。愛媛県にまん延防止等重点措置が適用されることを受け、JR四国は予讃線海回りルート、通称「愛ある伊予灘線」の観光列車「伊予灘ものがたり」を運休します。8月20日(金)〜9月12日(日)の12日間に運転を予定した1日4本の全便(「大洲編」「双海編」「八幡浜編」「道後編」)が運転取り止めとなり、今後の状況によっては運休日を拡大することもあるとしています。「伊予灘ものがたり」は、伊予灘の穏やかな海を眺めながら、時間帯により趣向を凝らしたお食事を楽しめる人気の列車です。なお、キハ47形気動車を改造した現行の車両は本年12月をもって運行終了となります。
4位: 西鉄・筑豊電気鉄道 20日から終電繰り上げ 福岡に緊急事態宣言 おトクなきっぷも休止
福岡県に緊急事態宣言が発令され、県からの要請を踏まえて実施されるもので、2021年8月20日(金)から当分の間、西鉄電車全線(天神大牟田線・貝塚線)で終電時刻が繰り上がります。期間中、西鉄福岡(天神)駅の終電は23:00発となり、通常ダイヤより35分早くなるほか、貝塚線の終電も約1時間早められます。西鉄では8月7日(土)から土曜・日祝日に日中時間帯を中心とした減便ダイヤを導入しており、さらに終電繰り上げが追加で行われることになります。福岡都市圏では福岡市地下鉄ならびにJR九州(筑肥線)で約1時間の終電繰り上げが実施されているほか、北九州都市圏の筑豊電気鉄道でも終電が繰り上げられています。
3位: 京阪京津線 16日夕方運転再開 大雨でトンネル冠水 追分〜大谷間で土砂流入も 復旧完了
大雨被害のために2021年8月14日(土)朝から運転を見合わせていた京阪京津線の御陵駅〜びわ湖浜大津駅間は、復旧作業が完了し、8月16日(月)16時半頃から運転を再開しました。今回の大雨により、御陵駅付近のトンネルに川からの水が流入したことにより冠水が起こりました。また、追分駅〜大谷駅間の踏切道付近では、並行する国道1号横の斜面から土砂流入が発生しました。トンネル排水や土砂撤去など一連の作業が完了し、安全が確認できたことから運転が再開されています。最初の運休の一報を見たとき、復旧まで長期慣用するのではと心配していましたが、約2日間のスピード復旧を果たしたことで、ひとまず安心です。
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