【特集】七尾線が新型車両でICOCAエリアに JR西日本北陸エリア3月13日ダイヤ改正

七尾線では、金沢駅〜七尾駅間(IRいしかわ鉄道区間を含む)のすべての普通列車が新型521系電車に置き換えられ、ワンマン列車として運転されます。521系には車載型IC改札機が設置されており、3月13日(土)に使用開始されることにより、七尾線でICOCAサービスが利用できるようになります(ICOCAエリア路線図は下図を参照)。なお、七尾駅〜和倉温泉駅間を運行するのと鉄道の普通列車ではICサービスの利用ができません。また、福井・関西方面との相互間の利用もできません。

【路線図で解説】JR西日本 3月13日からICOCAエリアが七尾線に拡大

さらに、現在、大阪駅〜金沢駅間などに設定されている特急列車のチケットレスサービスが金沢駅〜和倉温泉駅間にも拡大されます。通常のきっぷよりもおトクに乗車できる「チケットレス特急券」「eチケットレス特急券(J-WESTカード会員向け)」が、3月13日(土)乗車分からは大阪駅〜和倉温泉間などの区間でも新たに利用できるようになります。

七尾線の特急「能登かがり火」上下各2本の列車については、編成両数が6両から3両に減車されます。現在3両編成で運転されている列車を含め、3月13日(土)以降に3両で運転する「能登かがり火」上下各4本については、すべて指定席2両、自由席1両での運転となります。なお、利用が見込まれる日には6両で運転されるとしています。

新型車両への置き換えに伴い北陸本線・七尾線での運用が終了するJR西日本415系800番台電車(写真AC/りっくん_)
新型車両への置き換えに伴い北陸本線・七尾線での運用が終了するJR西日本415系800番台電車(写真AC/りっくん_)

3月13日(土)のダイヤ改正では、北陸本線の敦賀駅〜金沢駅間を運転する普通列車も521系電車に置き換えられます。これにより、旧型の413系・415系電車はJR西日本北陸エリアから姿を消すことになります。

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