山陽新幹線の1〜3駅間は「新幹線 近トク1・2・3」でおトクに GW期間も利用できます

JR西日本は山陽新幹線の近距離区間を1,000〜2,500円で乗車できるおトクなきっぷ「新幹線 近(ちか)トク1・2・3」を発売します。

山陽新幹線「ひかりレールスター」に使用されるJR西日本700系(写真AC/りっくん_)
山陽新幹線「ひかりレールスター」に使用されるJR西日本700系(写真AC/りっくん_)

「新幹線 近トク1・2・3」は、山陽新幹線の1〜3駅間が距離に応じて「1,000円・1,500円・2,500円」(大人用、子ども半額)で利用できる、片道の特急券と乗車券がセットになったきっぷです。JR西日本では、普段は在来線を利用している方にもおトクな価格で気軽に山陽新幹線を利用してもらい、分散乗車による駅や列車の混雑緩和を目指しているとしています。

新大阪駅発着の区間を例にあげると、新神戸駅までは通常1,520円(山陽新幹線自由席利用、大人用、以下同じ)のところ、「新幹線 近トク1・2・3」なら1,000円となり、520円おトクになります。西明石駅までは通常2,700円が1,500円となり1,200円のおトク、姫路駅までなら通常3,280円が2,500円となり780円のおトクになります。そのほかの山陽新幹線1〜3駅間でも利用できますが、120kmを超える区間(西明石駅〜岡山駅間、相生駅〜福山駅間、東広島駅〜徳山駅間、新岩国駅〜厚狭駅間)の設定はありません。また、厚狭駅・新下関駅・小倉駅・博多駅の相互間の設定もありません。

利用できる座席は自由席で、対象列車は「こだま」号(全車自由席の列車を除く)および、一部の「ひかり」号(下り: 505・507・509・511・513・591・593号、上り: 500・502・504・506・508・510・512・514・590・592・594号)です。

利用期間は4月2日(金)〜6月27日(日)までの金・土・日・祝日および5月6日(木)です。発売期間は3月30日(火)〜6月26日(土)で、乗車日の1か月前10:00から前日23:30までJR西日本ネット予約「e5489(いーごよやく)」およびJR西日本主要駅の「みどりの券売機」で発売されます。

【路線図で解説】JR西日本 山陽新幹線におトクなきっぷ「新幹線 近トク1・2・3」

「新幹線 近トク1・2・3」は1月15日(金)〜3月28日(金)の期間に初めて発売され、今回は6月までの発売延長となります。前回発売分は距離に応じ「1,000円・1,500円・2,000円」の価格設定となっていましたが、今回は「1,000円・1,500円・2,500円」となったほか、一部の区間では価格帯も変更され、500〜1,000円値上げとなる区間も発生しています。ゴールデンウィーク期間も利用できる今回はある程度の需要が見込まれるので、前回安く設定しすぎた部分の是正を図っていると思われます。もちろん、どの区間も通常のきっぷよりはおトクな設定となっています。