新型コロナの影響で近鉄特急が29日から追加運休 土休日の吉野系統は半数以上が運休に

近畿日本鉄道は、土休日の特急列車について2021年4月29日(木・祝)から当分の間、運休扱いとする本数を追加します。

近鉄特急12410系電車(ポニー/写真AC)

新型コロナウイルスの影響による利用状況を考慮し、近鉄では2020年8月29日から特急列車の一部運休措置を行っています。2021年3月13日(土)現在、平日の特急列車はすべて運転していますが、土休日については夜間に運転する特急列車のうち、京都駅〜近鉄奈良駅間の8本、大阪阿部野橋駅〜吉野駅間の9本が運転を取り止めています。

4月29日(木・祝)から当分の間、土休日の特急列車の運休本数が追加されます。運休列車の内訳は、大阪難波駅〜近鉄奈良駅間2本、京都駅〜近鉄奈良駅間21本、京都駅〜橿原神宮前駅間18本、大阪阿部野橋〜吉野間35本です。運休本数の合計は76本で、土休日の通常本数446本に対する運休率は17%です(詳細は下図を参照)。

また、土休日の大阪阿部野橋駅発・吉野駅行の特急列車のうち3本については引き続き、行先を橿原神宮前駅に変更して運転されます。観光特急「青の交響曲」は通常通り運転されます。

【図表で解説】近鉄 新型コロナウイルスの影響による特急列車の運転本数変移

発売済みの運休する特急列車の特急券については、無手数料で払い戻すとのことです。また、現在実施中の一般列車(準急・普通)の一部運休(平日14本、土休日11本)については、当分の間継続するとしています。