野岩鉄道「上三依水生植物園」入園券付乗り放題きっぷ 日光・鬼怒川から癒やしの旅へ

野岩鉄道は、季節の花々を楽しめる「日光市上三依(かみみより)水生植物園」へおトクに行ける2種類のフリーきっぷを期間限定で発売します。

上三依水生植物園で6月前後に見頃を迎える「ヒマラヤの青いケシ」の花(イメージ)(K.M=KARIBITO/写真AC)
上三依水生植物園で6月前後に見頃を迎える「ヒマラヤの青いケシ」の花(イメージ)(K.M=KARIBITO/写真AC)

上三依塩原温泉口駅から徒歩約7分の場所にある上三依水生植物園(栃木県日光市)は、約22,000平方メートルの園内に約300種、3万本の植物が植栽された市民、観光客の憩いの場です。幻の花と言われ愛好家からの人気が高い「ヒマラヤの青いケシ」をはじめ、春から初夏を彩る「ミズバショウ」「クリンソウ」「ニッコウキスゲ」「スイレン」などの花を鑑賞しながら、自然豊かな園内をゆったり散策することができます。

「得とく水生植物園入園券込み割引切符」は、出発駅から上三依塩原温泉口駅までの区間が途中下車可能な1日乗り放題乗車券に、水生植物園の大人用入園券(通常500円)がセットになったおトクなきっぷです。発売期間は2021年4月15日(木)〜8月31日(火)で、発売箇所は東武日光駅ツーリストセンター、鬼怒川温泉駅ツーリストセンターおよび野岩鉄道会津鬼怒川線の新藤原駅〜中三依温泉駅間の各駅です。野岩鉄道の車掌から購入することもできます(「AIZUマウントエクスプレス号」を除く)。

東武日光駅からのおねだんは2,130円(大人用のみ)で、上三依塩原温泉口駅までの往復乗車券に入園料を加えた金額と比べて790円おトクになります(主な駅からのおねだんとおトク額は下図を参照)。

なお、水生植物園の入園料は80歳以上の方および、夏休み期間中の小・中学生は無料となります(夏休み期間以外の小・中学生の入園料は150円)。これらの方向けに、水生植物園の入園料が含まれていないフリーきっぷ「上三依水生植物園へ行こう割引切符」もあわせて発売されます。東武日光駅からのおねだんは大人1,680円、小児920円で、通常の往復運賃と比べて大人が740円、小児は300円おトクに購入できます。

【図表で解説】野岩鉄道 「上三依水生植物園」へのおトクなきっぷ

2種類のフリーきっぷ共通で、三依・湯西川エリアの提携施設で受けられる割引特典が付いています。具体的には、湯西川温泉駅に隣接する「道の駅湯西川」内にある日帰り温泉施設「湯の郷」では、きっぷを提示すると入浴料が1割引になります。飲食店では、中三依温泉駅前の「ぎゃらりーかふぇ扇屋」、上三依塩原温泉口駅に近い「峠の茶屋 こま草」「お休み処 やすらぎ」「自然人茶屋 ひのえ屋」の各店舗でそれぞれ割引サービスが受けられます。

水生植物園周辺の日光市上三依地区には、江戸と会津をつなぐ重要な交通路「会津西街道」の面影が残っています。子安観音や供養塔など古い石づくりの野仏群を訪ね歩きながら、いにしえの人々に思いをはせるのも一興です。