大阪メトロ御堂筋線がさらなる運休で本数5割に 中央線・堺筋線と近鉄・阪急でも減便

Osaka Metro(大阪メトロ)は、土休日の減便対象路線に中央線と堺筋線を追加するほか、御堂筋線ではさらなる減便を行います。

阪急京都線と相互直通運転を行うOsaka Metro堺筋線66系電車(たろとれ/写真AC)
阪急京都線と相互直通運転を行うOsaka Metro堺筋線66系電車(たろとれ/写真AC)

緊急事態宣言を受けて大阪メトロでは2021年4月25日(日)から、土休日において減便ダイヤを実施しています。4月29日(木・祝)からは、他社線と相互直通運転を行う中央線と堺筋線が対象路線に追加され、大阪メトロ全9路線(御堂筋線・谷町線・四つ橋線・中央線・千日前線・堺筋線・長堀鶴見緑地線・今里筋線・ニュートラム)に減便が拡大します。実施期間は4月29日(木・祝)〜5月9日(日)の土休日で、土休日ダイヤの9時頃から終電までの間の列車のうち2割程度が減便されます。

また、御堂筋線については上記に加え、さらなる減便が行われることになりました。4月29日(木・祝)以降は10時〜16時の運休列車が追加され、この時間帯の運休率は5割程度に上昇します(詳細は下表を参照)。

そのほか、中央線・堺筋線を除く各路線では、2021年1月18日から実施している平日ダイヤ22時以降における2割程度の減便も継続しています。

大阪メトロでは、不要不急の外出を控えるよう呼びかけるとともに、減便ダイヤに伴い従来どおりの乗り換えができない場合もあるとしています。各駅の時刻表は公式サイトに掲載されていますが、「時刻表検索」「経路・運賃検索」の検索結果や「Osaka Metro Group 案内アプリ」については、減便後のダイヤは反映されないとしています。

【図表で解説】Osaka Metro・近鉄・阪急 土休日ダイヤを減便

大阪メトロのダイヤ変更にあわせて、相互直通運転を行う近畿日本鉄道および阪急電鉄でも4月29日(木・祝)〜5月9日(日)の土休日、一部列車の運休が行われます。

近鉄けいはんな線は、生駒駅を9〜17時台に発着する列車のうち上下各24本が運休となります。運転が取り止められるのは、大阪メトロ中央線コスモスクエア駅〜生駒駅間を運転する一部の列車です。生駒駅〜学研奈良登美ケ丘駅間については平常どおりの運転となります。

Osaka Metro中央線に直通運転する近鉄けいはんな線7000系電車(KUZUHA/写真AC)
Osaka Metro中央線に直通運転する近鉄けいはんな線7000系電車(KUZUHA/写真AC)

阪急京都線では、大阪メトロ堺筋線と直通運転を行う高槻市駅・北千里駅〜淡路駅〜天下茶屋駅間の普通列車のうち、上り(高槻市駅・北千里駅方面行)15本、下り(天下茶屋駅方面行)14本が運休となります。これに伴い、淡路駅・茨木市駅・高槻市駅において各方面の普通列車に連絡・接続しない場合があります。