【特集】近鉄が7月3日ダイヤ変更で前例なき減便 終電繰り上げや普通列車半減の区間も

近鉄特急にもリストラの波

7月3日(土)のダイヤ変更により、各線において利用の少ない特急列車が運転取り止めとなるほか、始発・終着駅の変更が行われます。特急列車全体の本数は、平日ダイヤが現行の430本から変更後は404本となり26本の削減、土休日では448本が418本へと30本の削減となります(詳細は下表を参照)。

また、現行ダイヤで一部の列車が「需要に応じて運転する特急」となっています(平日13本、土休日2本)が、この設定を大幅に拡大します(平日38本、土休日31本)。これらの列車の運転日は、運転計画が決まり次第、その都度告知されます。昨今のコロナ禍において、緊急事態宣言の発令などに合わせて運転本数の変更が随時実施されていますが、このような不安定な情勢にも波動的に対応できるようになります。

近鉄特急22000系電車(ゆー63/写真AC)
近鉄特急22000系電車(ゆー63/写真AC)

そのほか、土休日ダイヤでは、大阪上本町駅9:50発の宇治山田駅行特急が、大阪難波駅9:45発の鳥羽駅行特急に置き換えられ、従来の停車駅である布施駅・名張駅・榊原温泉口駅・伊勢中川駅・松阪駅は通過となります。また、平日ダイヤで大阪阿部野橋駅〜吉野駅間運転の4本(大阪阿部野橋駅10:10・14:10発、吉野駅12:34・16:04発)については、水曜日が運休日となります(運転日は「青の交響曲」で運転)。

【図表で解説】近鉄 2021年7月3日(土)ダイヤ変更 特急列車の運転本数見直し

近鉄特急は一般列車と同様、高密度にパターン化された運転ダイヤによるネットワークが強みとなっています。しかしながら、今回のダイヤ変更によりほぼ全区間において減便が敢行されます。詳細な時刻表はまだ発表になっていませんが、「待たずに乗れる」「乗り継いで行ける」といった従来の利便性がどの程度まで維持されているか、気になるところです。