夏休みも乗れる JR四国「藍よしのがわトロッコ」 鳴門金時「芋ようかん」の振る舞いも

JR四国は、2021年8月21日(土)から徳島線のトロッコ列車「藍よしのがわトロッコ」の夏季特別運転を開始します。

徳島線阿波加茂駅〜辻駅間を走行するJR四国キクハ32形「藍よしのがわトロッコ」(Huminosato1019/<a href="https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=95789474" target="_blank">Wikipedia</a> - <a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 4.0" href="https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0" target="_blank">CC BY-SA 4.0</a>)
徳島線阿波加茂駅〜辻駅間を走行するJR四国キクハ32形「藍よしのがわトロッコ」(Huminosato1019/WikipediaCC BY-SA 4.0)

2020年10月から運転が開始された「藍よしのがわトロッコ」は、2021年秋の運転は9月18日(土)の開始が予定されていました。このたび、夏季特別運転として8月21日(土)から運転が開始され、さまざまなイベントが実施されることになりました。運転区間・時刻は通常運転日と同じで、徳島駅10:28発・阿波池田駅行の下り便「さとめぐみの風」と、阿波池田駅14:33発・徳島駅行の上り便「かちどきの風」の1往復が運転されます(運転時刻、運転日カレンダーは下図を参照)。

追加された運転日は、8月21日(土)・22日(日)・28日(土)・29日(日)および9月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)の計8日間です。この期間中に乗車した方には「藍よしのがわトロッコ オリジナルうちわ」および、貞光駅に店舗がある栗尾商店から鳴門金時使用の「芋ようかん」がプレゼントされます。また、8月21日(土)限定で、下り便「さとめぐみの風」の貞光駅停車中(12:07〜12:19)におもてなしが予定されており、栗尾商店による鳴門金時を使用したお菓子やお茶のふるまいが行われます。

「藍よしのがわトロッコ」では、車内販売と沿線ガイドのおもてなしが実施されます。特製駅弁「阿波尾鶏トロッコ駅弁」(1,300円、「さとめぐみの風」限定)および「藍よしのがわうなぎ弁当」(3,000円、「かちどきの風」限定)は事前予約制で販売されます。また、新たなオリジナルグッズとして「オリジナルクリアファイル」の販売が開始します(350円、数量限定1,000枚)。そのほか、「勝ちどきハンカチ」「合格祈願きっぷ」「オリジナル芋きんつば」なども引き続き販売されます。

「藍よしのがわトロッコ」は全席指定席です。乗車の際には乗車券(「青春18きっぷ」などを含む)のほか、座席指定券の購入が必要です。座席指定料金は大人530円、小児260円で、乗車日の1ヶ月前10:00から発売されます。なお、トロッコ車両に乗車できる区間が定められており(石井駅〜阿波池田駅間)、それ以外の区間では、連結している普通車両の指定席に乗車します(座席番号はトロッコ車両・普通車両で共通)。

【時刻表で解説】JR四国 「藍よしのがわトロッコ」夏季特別運転

観光列車に乗って四国を周遊したい方には、土讃線の「四国まんなか千年ものがたり」との乗り継ぎルートがおすすめです。「藍よしのがわトロッコ」下り便「さとめぐみの風」(阿波池田駅12:59着)から特急「南風9号」(阿波池田駅13:32発)に乗り換えて大歩危駅で下車すると、「四国まんなか千年ものがたり」の上り便「しあわせの郷紀行」(大歩危駅14:21発・多度津駅17:14着)に乗り継ぐことができます。

また、「四国まんなか千年ものがたり」下り便「そらの郷紀行」(多度津駅10:18発・大歩危駅12:48着)からは、特急「南風16号」(大歩危駅14:05発)に乗り換え、阿波池田駅で「藍よしのがわトロッコ」上り便「かちどきの風」(阿波池田駅14:33発)に乗り継ぐことができます。