JR東海とJR西日本は、東海道・山陽新幹線の2021年9月における臨時列車の運転計画を見直します。
すでに告知されていた夏の期間中(7月1日(木)〜9月30日(木))における臨時列車の運転計画によると、9月1日(水)〜30日(木)の期間に東海道新幹線では468本、山陽新幹線では142本の臨時列車が計画されていました。
新型コロナウイルスの影響等による現在の社会情勢や、直近の利用状況を踏まえて運転計画が見直され、9月に運転される臨時列車の本数は東海道新幹線で計画より12本少ない456本、山陽新幹線では124本少ない18本へと変更されます。特に、山陽新幹線の臨時列車は敬老の日を含む三連休期間のみの運転となります。
この見直しに伴い、9月中の1日あたりの定期列車を含めた平均運転本数は東海道新幹線で324本、山陽新幹線で255本となります。山陽新幹線については、コロナ禍前の前々年同日との比較で93%の本数です。
なお、これまで9月の臨時列車の指定席発売は見合わされていましたが、運転が決定した臨時列車については8月27日(金)14時からEXサービスのほか、全国のJR駅のきっぷうりば等で発売が開始されました。
JR東海はそのほか、在来線で9月に運転を計画していた特急「(ワイドビュー)しなの」「(ワイドビュー)ひだ」の臨時列車計10本について、運転を取り止めることを発表しました。利用に合わせて定期列車の車両数を増やすことで、より多くの座席を用意すると説明しています。
JR西日本は、運転を取り止めている北陸新幹線と在来線特急の一部の列車について、利用が見込まれる敬老の日を含む三連休を中心に運転します。運転が決まったのは、北陸新幹線「つるぎ」8本、特急「サンダーバード」18本および特急「くろしお」8本の定期列車または臨時列車です。これらの列車についても8月27日(金)14時から発売が開始されています。
また、JR東海とJR西日本は、秋の期間(10月1日(金)〜11月30日(火))における東海道・山陽新幹線の臨時列車の計画を発表しています。しかしながら、今後の利用状況等により計画を変更する可能性があるとして、10月以降の臨時列車の指定席発売は当分の間見送られます。臨時列車を運転するかどうかは決まり次第、改めて告知するとしています。