豊橋鉄道「manacaマイレージポイント」変更 付与率最大5%→1%に引き下げ 10月から

豊橋鉄道は、1か月間の利用実績に応じて貯まる「manacaマイレージポイント」のサービス内容を2021年10月1日(金)に改定します。

渥美線三河田原駅に停車中の豊橋鉄道1800系電車(yooco/写真AC)
渥美線三河田原駅に停車中の豊橋鉄道1800系電車(yooco/写真AC)

「manacaマイレージポイント」は、ICカード「manaca」のチャージ残額を利用して渥美線および市内電車に乗車すると、1か月間(毎月1日〜末日)の利用回数に応じた付与率でポイントが貯まるサービスです。ポイントは翌月10日以降に券売機やチャージ機などでmanacaへポイント還元操作を行うことで、manaca交通事業者の鉄道・バス運賃に1ポイント=1円として利用できます。

新型コロナウイルスの影響による旅客需要の減少を受け、10月利用分からは利用回数ポイントの付与条件が改定されます。ポイントが付与される最低利用回数は現行では10回ですが、改定後は11回に変わります。また、現行のポイント付与率は利用回数の区分により1%・3%・5%と段階的に上がっていきますが、改定後は11回以上利用の場合は一律1%となります。

例えば、渥美線の新豊橋駅〜大清水駅間の区間をmanacaで1か月に合計25回利用した場合、運賃額は合計7,000円となります。現行のポイント付与率は「20〜39回」の3%が適用され、210ポイントが付与されますが、改定後の付与率は1%で70ポイントの付与となります(詳細は下表を参照)。

【図表で解説】豊橋鉄道 「manacaマイレージポイント」サービス内容を改定

「manacaマイレージポイント」のサービス改定は他の一部の交通事業者でも予定しており、同じく10月1日(金)から名古屋鉄道(名鉄)、名鉄バス、愛知高速鉄道(リニモ)でもポイント付与条件が変更されます。