周遊バスも乗車OK「デジタルよこすか満喫きっぷ」 グルメも観光もスマホ一つで 京急

京浜急行電鉄(京急電鉄)は、スマートフォンで購入・利用できる「デジタルよこすか満喫きっぷ」を期間限定で発売します。

横須賀のご当地グルメ「ヨコスカネイビーバーガー」(イメージ)(たんなるたびずき/写真AC)
横須賀のご当地グルメ「ヨコスカネイビーバーガー」(イメージ)(たんなるたびずき/写真AC)

横須賀エリアを日帰りで手軽に満喫できる「よこすか満喫きっぷ」は、京急線の往復割引乗車券とフリー区間(汐入駅〜浦賀駅間)乗り放題、京浜急行バス(京急バス)の指定区間フリー乗車券に、加盟店舗のメニューからそれぞれ1つ選べる「食べる券」「遊ぶ券」がセットになっています。ご当地グルメの「ヨコスカネイビーバーガー」「よこすか海軍カレー」や横須賀の地産地消グルメのほか、世界三大記念艦「三笠」や横須賀美術館、観音崎京急ホテル「SPASSO」などのアクティビティが楽しめる人気のきっぷで、2019年度は3万枚が発売されたとのことです。

京急電鉄が事務局を務める観光型MaaS(Mobility as a Service)「三浦COCOON」が機能拡大により全面リニューアルすることに合わせ、2021年10月23日(土)〜2022年1月31日(月)の期間限定で同Webサイト上でデジタル版が発売されます。スマートフォン一つで横須賀市内観光を快適に楽しむことができ、1台の端末での複数人数分の購入・利用や事前購入にも対応します(決済方法はクレジットカード)。旅行開始前にチケット画面の「利用開始」ボタンを押すと有効となり、電車・バスや加盟店舗では画面を提示することにより利用できます。

きっぷのおねだんと効力は既存の「よこすか満喫きっぷ」と同一で、品川駅からの利用する場合の発売額は大人3,110円・小児2,580円、横浜駅からなら大人3,010円・小児2,530円です(主な駅からのおねだんは下表を参照)。

「デジタルよこすか満喫きっぷ」のみ利用できるサービスとして、横須賀駅と浦賀ドック・千代ケ崎砲台方面を約35分で結ぶ周遊バス「よこすか潮風ライナー」に乗車できます。この周遊バスは、横須賀市は各交通事業者と連携して実施する観光プロジェクト「よこすかMEGURU PROJECT」に合わせ、京急バスが期間限定で実証運行するものです。運行日は2021年10月23日(土)〜2022年1月23日(日)の土日祝日のみです(ただし2021年11月3日(水・祝)および2022年1月1日(土・祝)・2日(日)は除く)。

【図表で解説】京急 「デジタルよこすか満喫きっぷ」 期間限定発売

2020年10月から展開している三浦COCOONは、三浦半島地域の観光事業者など105団体が連携して取り組むMaaSプラットフォームです。10月22日(金)には「予約」「決済」「デジタルチケット」「マルチモーダル経路検索」の4大機能が導入され、Webサイトが全面リニューアルされます(予約機能のみ12月導入予定)。デジタルチケットは当初は「よこすか満喫きっぷ」のみの対応ですが、今後は「みさきまぐろきっぷ」など、京急電鉄が発売するおトクなきっぷが順次デジタル化される予定です。