京葉線の新駅 駅名は公募で「幕張豊砂」に決定 イオンモール前に23年春開業 JR東日本

JR東日本は、京葉線の新習志野駅〜海浜幕張駅間に2023年春の開業を予定している新しい駅の名称を発表しました。

京葉線で運行しているJR東日本E233系5000番台電車(Tsushimahikari/写真AC)
京葉線で運行しているJR東日本E233系5000番台電車(Tsushimahikari/写真AC)

駅名は「幕張豊砂」(まくはりとよすな/Makuharitoyosuna)に決まりました。2021年6月1日〜30日の間、千葉市民や千葉市内の在勤・在学者を対象に駅名案の募集を行い、応募総数14,715件、4,371種類の候補から選ばれました。NHKの報道によると応募数が最も多かった名称は「幕張新都心」で、以下「新幕張」「幕張ゲートウェイ」と続き、「幕張豊砂」は13番目に応募が多かった候補でした。

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JR東日本は、古くからの地域名である「幕張」を冠して利用者へのわかりやすさを意識するとともに、駅の所在地の「豊砂」を加えることで周辺住民に愛着を持ってもらえるよう選定したと説明しています。「豊砂」地域は幕張の沖合に位置し、将来豊かになってほしいという意味を込めて命名された地名とのことです。大型複合施設「イオンモール幕張新都心」がつくられるなど開発が進んでおり、今後大きく発展する可能性を秘めているとしています。

幕張豊砂駅はJR東日本のほか、千葉県・イオンモール(千葉市)・千葉市を構成員とする新駅設置協議会が2023年春の開業に向けて準備を進めています。イオンモール幕張新都心やバスターミナルに近接しており、幕張新都心全体における都市機能の強化や交通機能の分散化が期待されています。