【週間TOP5】鮮魚も松葉ガニも新幹線でビュン 乗り鉄フレンドリーな「埼玉県民の日」

2位: 荷物下ろしのため大宮駅の停車時間1分→5分に 函館の鮮魚を埼玉へ 東北・北海道新幹線

5位に続いて旅客列車による生鮮食料品の輸送の話題です。舞台は東北・北海道新幹線で、JR東日本とJR北海道の連携により函館特産の鮮魚類が新幹線に積載され、首都圏の小売店や飲食店に向けて配送されます。これまでは主に東京駅まで運ばれていましたが、物流拠点が集積している埼玉エリアの需要も高いとのことで、大宮駅での荷物取り下ろし量の拡大が図られることになりました。

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その具体的な方策は、定期列車の大宮駅での停車時間確保です。2本の「はやぶさ」について、2021年12月10日(金)から大宮駅の停車時間が通常より4分延長されます(年末年始等の多客期を除く)。荷物の都合で列車ダイヤまで修正されるのは少し驚きましたが、貨客混載をビジネスの柱にしたい鉄道会社の本気度が表れているように感じました。

荷物下ろしのため大宮駅の停車時間1分→5分に 函館の鮮魚を埼玉へ 東北・北海道新幹線

1位: 西武・東武・秩父鉄道他「埼玉県民の日」乗り放題 埼玉県は150周年 記念イベント多数

11月14日の「埼玉県民の日」を記念し、2021年も県内の鉄道各社が1日フリー乗車券を発売します。参加するのは西武鉄道・東武鉄道・秩父鉄道・埼玉新都市交通(ニューシャトル)・埼玉高速鉄道・首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)の6社で、2021年11月14日(日)を中心に指定区間1日乗り放題となるおトクなきっぷが発売されます。

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ところで、2021年は埼玉150周年の記念イヤーです。1871年(明治4年)の廃藩置県により埼玉県が誕生してから150年を迎えることにより、県内各地の施設では記念行事やコラボ企画などが例年以上の規模で開催されるようです。県北部を東西に結ぶ秩父鉄道は、11月14日(日)に特別ヘッドマークを装着した「SL埼玉県民の日号」を運行するなど、埼玉にちなんだSLイベントを多数開催して盛り上げます。

西武・東武・秩父鉄道他「埼玉県民の日」乗り放題 埼玉県は150周年 記念イベント多数

初代埼玉県は現在の県域の東側1/3ほどの面積の小さな県でした。県庁所在地は岩槻とされましたが、県庁の建物は浦和に置かれるという変則運用だったようです。ところで、筆者はここ埼玉を含むいくつかの都府県に在住していましたが、地元でこれほど認知されている記念日はほかに知りません。公立の小中高校が休校となり、千葉県のテーマパークにこぞって出かける日だとも聞きますが、せっかくですからフリー乗車券で県内を巡り、地元愛を深める日にするのが良さそうです。