東京都交通局は、輸送力を増強するため都営新宿線のすべての車両を10両編成にします。
10両編成の車両の導入は2010年(平成22年)から進められてきました。すでに全28編成のうち20編成が10両編成となっていますが、新たに8編成の新造車両が導入され、既存の8両編成がすべて置き換えられます。
8編成のうち最初の編成は2021年11月29日(月)から運行が開始されます。その後、2022年度末までに28編成全ての車両の10両編成化が完了する予定です。
すべての新造車両には防犯カメラが設置され、誰でも利用しやすいよう低い吊り手と荷棚が採用されます。全車両にフリースペースが設置され、視覚障害のある方のために車両ドアが空いていることをチャイムで知らせる「ドア開案内装置」も設けられます。加えて、車内にはウイルスコーティングが施工されるとのことです。
なお、新宿線の車両は現在10-300形で統一されていますが、追加投入される8編成も10-300形であるため、新造による同型式車両の置き換えという珍しい事例となります。