JR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、岡山・福山エリアの在来線では快速・普通列車の運転本数見直しや最終列車の繰り上げを行います。
伯備線の特急「やくも」はダイヤ改正により上下各3本の列車が臨時列車化され、観光に便利な週末(金・土・日曜・祝日)を中心とした運転になります。その他の曜日については利用状況に合わせて運転日を追加するとしています。なお、下り最終列車で週末中心の運転となる「やくも29号」については、岡山駅の発車時刻が20分繰り上げられ21:20発に変更となります(運転時刻は下表を参照)。
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瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」は上下線とも最終列車各1本の運転が取り止められ、下りは岡山駅発車時刻が29分、上りは岡山駅到着時刻が68分それぞれ繰り上げられます。また、下りの最終列車となる「マリンライナー75号」(岡山駅23:43発)は停車駅に植松駅・木見駅・上の町駅が新たに加わります(運転時刻は下表を参照)。
山陽本線の岡山駅〜福山駅間を運転している快速「サンライナー」は、平日下り8本・上り7本、土休日下り2本・上り1本のすべての列車が廃止となります(運転時刻は下表を参照)。「サンライナー」については2021年春・秋のダイヤ改正で段階的に運転本数が縮小されており、今回のダイヤ改正によりこの区間で快速運転する定期列車は消滅します。
各路線では始発列車および最終列車の見直しも実施されます。伯備線上り始発列車の備中高梁駅発車時刻は、現行の4:54発から改正後は5:29発へと35分繰り下げられます。また、最終列車では山陽本線上り三石駅行の岡山駅発車時刻が23:27発から23:00発へと27分繰り上がるほか、赤穂線や伯備線などでも運転時刻が早まります(運転時刻は上表を参照)。
始発・最終列車以外でも一部列車の運転取り止めや運転日の変更が実施されます。山陽本線では岡山駅〜福山駅・三原駅間を運転する昼間時間帯の上下各4本の列車について、金光駅〜福山駅・三原駅間の運転が取り止められ、岡山駅〜金光駅間の折り返し運転に縮小されます。また、津山線では朝通勤・通学時間帯に野々口駅・法界院駅始発で運転している下り岡山駅行列車各1本が運転取り止めとなることに合わせ、一部の快速「ことぶき」の停車駅が変更となります。