大井川鐵道「きかんしゃトーマス号」GW始動 四角い仲間「トビー号」井川線に8月登場

大井川鐵道は、蒸気機関車(SL)けん引の観光列車「きかんしゃトーマス号」の運転をはじめとするイベント「DAY OUT WITH THOMAS(TM) 2022」を開催します。

千頭駅構内「きかんしゃトーマスフェア」会場で勢揃いする「きかんしゃトーマス号」と仲間たち(画像提供: 大井川鐵道) (C) 2022 Gullane (Thomas) Limited.
千頭駅構内「きかんしゃトーマスフェア」会場で勢揃いする「きかんしゃトーマス号」と仲間たち(画像提供: 大井川鐵道) (C) 2022 Gullane (Thomas) Limited.

アジアで初めてのトーマス号として大井川鐵道では2014年から毎年運行されており、2022年で9年目を迎えます。期間は4月29日(金・祝)〜9月25日(日)の80日間で、イベント史上初めてのゴールデンウィークからの開催となります。「きかんしゃトーマス」のライセンスを保有するソニー・クリエイティブプロダクツ(東京都港区)と提携し、権利元の承認を得たトーマスデザインの“公式”SLが大井川本線の新金谷駅〜千頭駅間で1日1往復運転します(開催日カレンダーと時刻表は下表を参照)。

トーマス号は全車指定席で、乗車チケットはローソンチケットWebサイトで抽選エントリー方式により発売されます。片道乗車料金は大人3,400円・小児1,710円です。現在は2022年7月〜9月乗車分の「特別往復乗車チケット」(大人7,300円・小児3,420円)の抽選申込を受け付けているほか、直近の乗車日に空席が発生した場合には先着順の直前販売も行われます。

トーマス号の運転日のうち土日祝日を中心に、金谷駅〜千頭駅間で臨時急行電車(急行料金不要)が1日1往復運転されます。また、千頭駅構内でトーマスの仲間たちが揃う「きかんしゃトーマスフェア」、新金谷駅構内では「きかんしゃトーマス号の整備工場」の特別公開が行われます。トーマス号の乗車が楽しめるツアーでは、これらのイベントの入場や「バスのバーディー」「2かいだてバスのバルジー」の乗車、ランチや宿泊などがセットされた各種プランが用意されています。

【時刻表で解説】大井川鐵道 「DAY OUT WITH THOMAS(TM) 2022」開催

さらに、2022年8月19日(金)からは新しい仲間「きかんしゃトビー号」が井川線の千頭駅〜奥泉駅間で運転を開始します。四角いボディと“牛よけ”が特徴的なトビーは、物語上のソドー鉄道で最も古い木製の路面機関車です。トーマスの仲間が井川線を走行するのは初めてのことで、トーマス号の運転日に合わせ、客車5両を連結して1日3往復運転します(時刻表は上表を参照)。

トビー号の乗車は日帰りツアー形式で募集が行われ、受付は2022年5月10日(火)10:00から開始します。なお、空席がある場合に限り千頭駅で当日乗車チケットの発売が行われます(大人1,800円・小児900円)。